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2004年09月09日(木) ■ |
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上と外 1 : 素晴らしき休日(恩田陸) |
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▲バカ日本地図 : 全国のバカが考えた脳内列島MAP(一刀) バカ日本地図が本になった!(爆笑) すごいっ、欲しい!
●読了:上と外 1 : 素晴らしき休日(恩田陸) 内容(「BOOK」データベースより) 両親の離婚で別れて暮らす元家族が年に一度、集う夏休み。中学生の楢崎練は久しぶりに会う妹・千華子、母・千鶴子とともに、考古学者の父がいる中央アメリカまでやってきた。密林と遺跡と軍事政権の国。四人を待つのは後戻りできない「決定的な瞬間」だった。全五巻書き下ろし、隔月の連続刊行、熱狂的面白さで読者を魅了する恩田ワールドの決定版、待望の第一巻。
全5冊の『上と外』1巻を読了。前半は練と千華子の普段の生活と、G国へ行くまでのいきさつ。後半は、G国での平和な観光の日々と、突然襲ってきた悲劇。ストーリーも良いんだけど、結構いいことが書いてあるなぁ。いいね。 感情はいつもあとからついてくる。実際に何かが起きている時、何かが動いている時には感情は湧いてこない。足を止めた時、動きが静止した時、ようやく自分にも感情があったことを思い出す。そして、自分が本当はどういう気持ちだったのかを確認できるのは更にもっと後になってからなのだ。(13p)
ビジネスは英語、愛を囁くならフランス語、歌うならイタリア語、そして、神と話すならスペイン語なんだって。(25p)
自分が何かをしてもらったと思ったら、言葉でもなんでもいい、お礼だけは絶対にしなさい。お礼の言えない人間なんて最低よ。感謝が人間を強くするのよ。逆に言うと、強い人だけが感謝できるのよ。口先だけじゃ駄目。自分が他人に助けてもらってる、支えてもらってるってことを、本当に感じられる人だけがね。(93p)
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