|
|
2004年08月30日(月) ■ |
|
Predator's Gold(Philip Reeve)@26/35章 |
|
●読書中:Predator's Gold(Philip Reeve) / US版@26/35章 第二部は、離れ離れになったトムとへスターを交互に追う。ジェニー・ハニヴァー号に乗って移動都市アンカレッジを飛び立ったヘスターは、アークエンジェル(Arkangel)へ向かう。アークエンジェルは他の移動都市を襲って金品を奪い、住人を奴隷に売り飛ばして暮らしている巨大な"Predator City"。ヘスターはアンカレッジの居場所とルートの情報を売るつもりでやってきたのだ。アークエンジェルのMasgardは美しい伝説の都市アンカレッジに興味を示し、アンカレッジを襲う時には報酬を受け取りに来いと言った。"私はPredator's Gold(奪った金品)には興味はない。私はトムが欲しい。Tom Natsworthyこそ私の黄金(Predator's Gold)そのもの、とヘスター。
ところがその頃、トムはまた別のトラブルに巻き込まれていた。 北方の都市には、都市に寄生して金品を奪ってひそかに去っていく"パラサイト"の存在が知られている。アンカレッジには"パラサイト"の首領「アンクル」によって派遣された3人の「ロスト・ボーイ(泥棒のプロの少年たち)」が居た。その中のひとりコール(Caul)は、トムやへスター、アンカレッジの町の人たちを好ましく思っていた。コールは町中に仕掛けた盗撮用カメラを通してへスターとトムの仲違いの次第を知り、トムの元へ駆けつける。見知らぬ少年が突然現れて驚くトム。 首領アンクルからトムを連れて来いという命令を受けて、コールと仲間たちはトムを連れて"パラサイト"の根城・海中都市グリムスビーへ・・・。
自分の頭が整理されるから、(面白く読めてる本なら)あらすじを書くのは結構好きなんだけど、途中でいいところまでくると途端にめんどくさくなるんだよな・・・。(^^; 第二部の途中まで。おもしろい。なんとか今月中に読み終われるかな。トムとへスターは第2部の最後で再会するようだけど、あれだけ大騒ぎしてケンカ別れした割に、よりを戻す時はあっという間! コールの方もグリムスビーへ帰ってから色々あって大変そう。このシリーズは"Hungry City Chronicles"という名前なのだけど、このシリーズの主役は街そのものなのかもしれない。アンカレッジ、グリムスビー、エアヘヴン、アークエンジェル。色んな種類の街があって、自体が生き物みたいに、生き残りをかけて勢力争いをしているみたい。グリムスビーのアンクルってキャラクターの毒気がなかなかスゴイ。こういう嫌なキャラがさりげなく脇役(敵役ではナイ)で出てくるあたり、筆力のある作家だなー、と思った。
|
|