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2004年07月29日(木) ■ |
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Reunion : Water Trilogy 2(Kara Dalkey)@4/11章 |
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●読書中:Reunion : Water Trilogy 2(Kara Dalkey)@4/11章 【Ascension : Water Trilogy 1】の続編、水の三部作の2巻を読みはじめる。始めの1/3位まで。 "ここはブリテン(英国)やウェールズと呼ばれる土地である"と最初のページにある。ということは、このシリーズって現実とリンクした話だったのね! ヨーロッパ近海の海の底に、海に沈んで人魚の国になったアトランティスがある。そこから地上に出て来なくちゃならない羽目に陥ったニアが(1巻)、地上で冒険をして(2巻)、地上で出会った(自分と同じ人魚と人間の混血である)恋人Corwinと一緒に海の底へ帰る話(3巻)だと。
始めからしばらくは、英国人で孤児であるらしいCorwinという少年の生立ちと紹介。 Corwinは夜明け間際の海岸を歩いている。嵐の後の浜辺に落ちているものや貝殻を探しているのだ。浜辺へ降りたCorwinは、砂浜の上に自分の身長とと同じ位の大きさの、タコに似た生物が死にかけているのを見つける。「リヴァイアサン・・・・海のバケモノだ」 ゴムのような厚ぼったい触覚の間に、銀色に光るものがあるのを見つけて、手を伸ばすCorwin。それは銀色に光る貝で、見たことのない形をしていた。その貝を掴んだとたん、タコに似た海のバケモノが息を吹き返して、Corwinに襲いかかってくる。Corwinは必死で浜辺から逃げようとしたその時、朝日が昇り、バケモノは死んでCorwinは助かる。ホッとしたCorwinだったが、胃のあたりに強い痛みを感じて、そのまま道端の木陰に倒れ込んでしまう。 そして、Corwinはそれまでの自分の過去を見る。孤児のCorwinは森で野生児のように暮らしていたところを、Fenwyckという魔術師に拾われる。Fenwyckはお祭りで詐欺まがいのマジックを見せて観客から金を巻き上げたり、仕事がない時にはスリ、かっぱらいをしてなんとかするという男だったが、Corwinのことは可愛がっていたらしい。仕事を仕込んで、手伝いをさせながら、2人は何年も協力して暮らしてきた。 ある時、国王の「父親の居ない少年の預言者を雇いたい」という募集を見て、CorwinとFenwyckは二人で宮殿にやってくる。Corwinに未来予知の力があるのも、父親を知らないのも事実だったから。ところが、Corwinの予知を聞いた国王とその息子は不敬罪で二人を殺そうとし、Corwinひとりを逃がすためにFenwyckは捕らえられ、殺されてしまった。それ以来、Corwinはひとりで昼間は国王の追っ手を避けて暮らして来たという。
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