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2004年06月12日(土) ■ |
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幻想博物誌(渋澤龍彦)読了 |
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●読了:『幻想博物誌 : 新編ビブリオテカ渋沢龍彦』(渋澤龍彦) 実在の動物や幻獣に関するトリビアを集めたエッセイ。植物から生まれる羊だとか、半人半馬のケンタウロスだとかの幻の生き物を含む動物たちの神話伝説、中世以降の関連文献を引用しながら、その不思議な存在を否定せずに「たいへん興味深いことだ」という姿勢で締めている。文章がちょっと難しくて、読みながら眉間にしわが寄ってしまったところもあったけど、内容はなかなか興味深く読めた。印象に残ったのは、イエス・キリストが(子羊やライオンだけでなく)魚やウニにたとえられることもあるってところかな。
内容(「BOOK」データベースより) 本書『幻想博物誌』は1975年1月号から1976年12月号まで、2年間(24回)にわたって雑誌「野性時代」に連載されたものである。博物誌といっても、ここに採りあげたのはもっぱら動物で、その動物も、神話や伝説に登場する架空の動物から実在の動物にいたるまで、種々雑多である。私はローマの博物学者プリニウスが大そう好きなので、この本のなかにも、プリニウスの『博物誌』からの文章をしばしば引用した。 目次 / スキタイの羊 犀の図 スキヤポデス クラーケンとタッツェルヴルム ドードー 蟻の伝説 スフィンクス 象 毛虫と蝶 人魚の進化 大山猫 原初の魚 ゴルゴン フェニクス 貝 ミノタウロス 火鼠とサラマンドラ グノーム 海胆とペンタグラムマ パジリスクス 鳥のいろいろ 虫のいろいろ ケンタウロス キマイラ
●買った本@ブックオフ 和書4冊¥400 『半七捕物帳 3』(岡本綺堂) 『半七捕物帳 4』(岡本綺堂) 『半七捕物帳 5』(岡本綺堂) 『半七捕物帳 6』(岡本綺堂) ≫気になる本(4/30)を参照
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