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2004年05月07日(金) ■ |
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The Stones Are Hatching(ジェラルディン・マコーリアン)@2/18章 |
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●読書中:The Stones Are Hatching(Geraldine McCaughrean)@2/18章 ジェラルディン・マコーリアンの未翻訳本を読み始める。カンタベリーのクライストチャーチ・カレッジ卒の英国の女性作家。日本では1989年ガーディアン賞受賞作のA pack of liesが『不思議を売る男』というタイトルで翻訳されている。で、このThe Stones Are Hatchingという本も、実はデイヴィット・ワイアットさんの表紙つながりで知って買ったのだ。 本文の前にこんな文章が。「この本に出てくる生物、脅威、伝説、魔法はすべて、ごく最近までヨーロッパキリスト教社会に生きる一般の人々に、真実として受け入れられていたものである」・・・なるほど。ここでカンタベリーのクライストチャーチ・カレッジ卒、というのを思い出して妙に納得。さて、内容は・・・冒頭からなんだか変な話。
姉と二人暮しの少年Phelim君(11才)は「幽霊ねこ」を飼っている。姿を見たことはないけれど、毎晩皿に牛乳を入れておくと、翌朝には必ずなくなっている・・・。最初こそ不気味に思っておびえたPhelim君だが、いつのまにか「幽霊ねこ」に牛乳をやることが、机を拭いたり、ブラシを洗ったり、ストーブを掃除するのと同じような、寝る前の習慣になっていった。姉が出かけて一人で留守番をしていたある日のこと。Phelim君の前に"Domovoy"(ドモヴォイ 妖怪精霊?)と名乗るモノが現れ、"You are the one. You must go. You must stop the Worm waking. You must save us."と宣言するなり、「役目を果たすまで帰ってくるな!」とばかりにPhelim君は家から放り出されてしまう。
・・・なんじゃこりゃ(^^; Domovoyは家か土地に憑く聖霊か何かなのかな? "The Worm"とは、Phelim君の国の地下に眠るという巨大な怪物?らしい。地上の人間の戦争や悪い行いに刺激されて、眠りから目覚めるとか。 *Geraldine McCaughreanで洋書検索
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