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2004年05月02日(日) ■ |
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エラゴン 遺志を継ぐ者 : ドラゴンライダー (1)(クリストファー・パオリーニ)読了 |
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●読了:『エラゴン 遺志を継ぐ者 : ドラゴンライダー (1)』(クリストファー・パオリーニ) 昨日の続きの感想。なかなかおもしろかった。全体的に、すごく男の子の本だなぁ・・・という印象。冒頭ではただの貧乏な田舎の少年だったエラゴンが、ドラゴンライダーとして成長していく英雄譚。残虐な王が治める王国の端カーヴァーホールに住む貧乏な家の少年エラゴンが、家に食べ物がなくて自分で山に分け入って狩りをしている最中に偶然ドラゴンの卵を見つけたことから、エルフ、ドワーフをも巻き込んだ大陸規模の戦いの台風の目になっていく話。 本当、男の子の話だよなぁ。面白かったけど、鍛えられて段々強くなっていくエラゴンは確かに頼もしいけど、でも冒頭の純朴な田舎の少年エラゴンも可愛かったんだけど・・・(笑)イエイエ、ゴホンゴホン。シリーズものの1作目なので、2作目も(出版されたら図書館で借りて)読んでみよう。これからのエラゴンの旅の幸運を祈って。 翻訳はサフィラ(=ドラゴンの名前)とエラゴンの言葉遣いが気になった。サフィラの言葉がデスマス調で、エラゴンが普通の喋り言葉なので、なんだか主従関係っぽいのが・・・。原文を読んでないのでわからないけど、もっと対等な口調で訳した方が私のイメージには合っていたかも。私的にはサフィラはエラゴンの「お姉さん」というか「姐さん」っぽいイメージなのよね。特に後半の彼女はエラゴンを導く役割なのだし、それにサフィラって実はかなり我侭で女王様でお転婆な性格してない? 好きだなぁ、こういうキャラ。 まぁ、このあたりはドラゴンは人間が従えるもの? みたいな、西洋風な考え方と関係があるのかもしれない。ドラゴンがハッキリと「動物」として描かれていて、神秘性が漂っていないのが、非常に西洋人の書いたドラゴンらしいし。もしこれが日本人や中国人が描いた話だったら、同じストーリーでも龍のキャラクターや人間との関係がまったく違っていただろう。 さて次は、これまた入手済みの『ライオンボーイ : 消えた両親の謎』(ジズー・コーダー)だぞ、っと。
●買った本@ブックオフ 和書1冊¥350 『おちゃっぴい : 江戸前浮世気質』(宇江佐真理) 以前、図書館で借りて読んだら面白かったので買ってみた。≫感想はこちら
▲BSハイビジョン日曜シネマ ロード・オブ・ザ・リング 特別編 見ました! SEEがBSでテレビ放映されると聞いてチェックしてたもの。SEEは始めて見た。もう感動〜。あちこちエピソードが加わってて・・・なるほどねぇ。
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