1284年にハーメルンの町に不思議な男が現われた。・・・(中略)・・・男は自ら鼠捕り男だと称し、いくらかの金を払えばこの町の鼠どもを退治してみせると約束した。市民たちはこの男と取引を結び、一定額の報酬を支払うことを約束した。(阿部謹也著作集〈1〉ハーメルンの笛吹き男・中世の星の下で 9p)