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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2004年02月18日(水)
The Amazing Maurice and His Educated Rodents@8/12章

●読書中:The Amazing Maurice and His Educated Rodents(Terry Pratchett)@8/12章
 ≫冒頭を読んでみる(Extract)
 ≫オーディオブックを聞く / DL

半分を過ぎて、残り100ページちょっと。明日には読み終わるかな。
ディスクワールドシリーズと言っても、ディスクワールドの設定などは全然出てこないから(気がつかないだけかもしれないけど)、ただの童話ネタの1話完結ファンタジーという感じで抵抗感なし。英語は読みやすいし、とってもおもしろいけど・・・時々元ネタが分からなくて面白さに気がついてないことはあるかもしれない。分かるところだけでも充分楽しいけど、「読む人によってはもっと楽しいのかも」と思う。

この本はドイツネタが多いみたい。話の基本がドイツの民話、グリム童話にも入ってる「ハーメルンの笛吹き男」で、シンデレラなどの他のグリム童話ネタも出てくる。主要キャラのひとりに「グリム姉妹」(!)の孫娘という女の子もいる。
笛吹き男ならぬ「笛吹き坊や」Keithは、猫のモーリスとネズミたちと一緒に町から町へ旅をしている。
1284年にハーメルンの町に不思議な男が現われた。・・・(中略)・・・男は自ら鼠捕り男だと称し、いくらかの金を払えばこの町の鼠どもを退治してみせると約束した。市民たちはこの男と取引を結び、一定額の報酬を支払うことを約束した。(阿部謹也著作集〈1〉ハーメルンの笛吹き男・中世の星の下で 9p)
賢い猫のモーリスとネズミたちは、Keithと示し合わせて共に詐欺をはたらく。新しい町へやってくると、まずネズミが町で大暴れする。頃良い時に猫とKeithが現われて、Keithが町の人々にネズミ退治を申し出るという筋書き。モーリスとネズミたちは魔法使いの学校の残飯を食べたために知性が発達していて、ネズミたちは自らを"changelings"と称して普通のネズミとは違うと言っている。

今回一行がやってきたのはBad Blintzという町。この町を最後に別れようと相談したモーリスとネズミたちとKeithは、いつものように行動しようとするが、Bad Blintzは何かがおかしい。ネズミが1匹もいない! 人間のいるところにネズミあり。ネズミのいない町などありえないのに!
Blintz(ブリンツ)はお菓子の名前でもあるそうだから、町の名前そのものがすでにネタなんだろうか。「腐ったブリンツ」とかそんなニュアンスか?と勝手に思ってるけど。

ディスクワールドは全体がさらにいくつかのシリーズに分かれていて、最初はそれぞれシリーズの第1話か、The Amazing Maurice〜のような1話完結のものから・・・というのが常道らしい。だけど基本的に1話完結だから、別にどれを先に読んでも大丈夫だし、大勢に影響はないらしい。「シリーズ」と言っても話が続いてる訳じゃなくて、同じ世界を舞台にしているというだけのゆるい定義なのだな。そういうわけで、洋書バーゲンで見つけたら1冊買ってみよう!( ̄∀ ̄ニヤ

≪最初の1冊に薦められていた本≫
Mort(死神の館) : 死神の話#1 BBC BigRead65位(プラチェットの本では最高)
Equal Rites(魔道士エスカリナ):魔女たちの話#1
Guards! Guards!:アンク・モルポーク市警察の話#1
 *The Color of Magic(ディスクワールド騒動記) : 魔法使いリンスウィンドの話#1 最初に出版された本で、ディスクワールドへのイントロダクション。だけどあまり評判が良くないようで、「特に面白い本ではないので、これを最初に読むのはおすすめしない」という人も多いみたい。タイトルがUK版"Colour"、US版"Color"とスペルが違う。

Hogfather:死神の話#4 "Hogfather"はディスクワールドのサンタロースのことで、クリスマスの話
Pyramids(ピラミッド):単発本
Moving pictures:単発本
The Amazing Maurice and His Educated Rodents(Terry Pratchett):単発本
 *シリーズタイトルは【ディスクワールド探訪】からお借りしました。
 *Discworld Reading Order Guides 
 *The Discworld Series /Amazon.com
 *Start Reading Terry Pratchett's Discworld Series /Amazon.com
 *figure out how all the DISCWORLD books fit together /Amazon.com
 *Terry Pratchett's Discworld /Amazon.com
 *The Discworld Compendium 
 *復刊ドットコム:ディスクワールド騒動記(The Colour of Magic) / 遠い星からきたノーム全3巻(The Bromeliad Trilogy:Truckers, Diggers, Wings)
 *日本ディスクワールド普及委員会