●読書中:Diamond in the Window(Jane Langton)@5章 "Hall Family Chronicles"という児童書シリーズの1巻。ファンタジーというより、古き良き児童書という感じ。1巻は初版が1962年と古いのに、意外にも翻訳が出ていない。ホール一家シリーズは4巻だけ『大空へ : ジョージーとガンの王子』というタイトルで翻訳されている。 舞台はマサチューセッツ州コンコード。あそこは行ったことがあって、一時期イヤっていうほど勉強した。マサチューセッツ州はイギリス人がアメリカ大陸で最初に入植した場所なので歴史が古くて、「新大陸」とは言っても江戸時代くらい古い建物が普通に残って人が住んでいたりする土地柄。 コンコードは州都ボストンから北へ30キロほど行った郊外にあって、独立戦争の時に重要な戦いの舞台になったことや、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの森の家とウォールデンの池、ルイザ・メイ・オルコットの家・オーチャード・ハウスがあるので有名なところ。東京人の感覚からすると、見た感じかなり田舎(笑) 街中はともかく、ウォールデン・ポンドなんて緑いっぱいで、野生の動物が生息していそうなところだ。 で、このシリーズはそういう町が舞台らしい。この本の主人公、エレアノーラ&エディ・ホールの姉弟は、オーチャードハウスの隣りに位置する大きな家に住んでいて、その家には不思議なことがあるという。・・・ああいう町なら不思議じゃないかもね・・・。
●買った本 ブックオフ 和書2冊¥1050 「不思議の国のアリス」を英語で読む(別宮貞徳) PHP文庫 鏡の国のアリス(北村太郎・訳) 同訳者の「不思議」は≫ふしぎの国のアリス 集英社文庫 この訳は地の文が話し言葉。これ、ぜんぶ関西弁にしたら面白いだろうなぁ・・・。「ひな菊をつんで花輪をつくったら楽しいやろうなあ・・・けど、わざわざ立って花をつみに行くのもめんどやし・・・。(...whether the pleasure of making a daisy-chain would be worth the trouble of getting up and picking the daisies, )」とか?? 誰か関西の人、訳してくれないかしら。