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2003年12月25日(木) ■ |
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The BFG(Roald Dahl)読了 |
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●読了:The BFG(Roald Dahl) 翻訳≫『オ・ヤサシ巨人BFG』 <内容> 巨人は人喰いときまってるよね。ある夜、ソフィーは孤児院のベッドから、巨人にさらわれた。でもその巨人は、巨人の国でただ一人のいい巨人だった。そしてソフィーとオ・ヤサシ巨人BFGの、人喰い巨人退治大作戦がはじまる。そこに女王陛下もくわわって・・・。
おもしろかった。楽しい童話調の物語のあちこちにダールお得意のブラックユーモアがのぞく、奇想天外でとってもとってもロアルド・ダールらしい児童書。不幸だけど素直でかわいい子供(ソフィー)が出てきて、The BFG(The Big Friendly Giant)という名前の巨人と友達になって、権力者(女王)の後ろ盾を得て、冒険の末にハッピーエンドになる楽しい冒険物語。 The BFGが夢コレクターで、集めた夢と夢を好みの割合で混ぜて、見たい夢を見るというあたりの設定が楽しかったなー。ダールのブラック・ユーモアはいつもあからさまで、変な言い方だけど「ストレートでひねくれたところがない」からけっこう好き。ダールには、洋書を読み始めた頃にチョコレート工場でゲラゲラ笑って楽しさを知ったという恩もあるし。ただ"The BFG"は出てくる巨人たちの言葉が訛ってて分かりにくいセリフが結構あるから、本当の洋書初心者には向かないかもしれないけど。
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