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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2003年11月18日(火)
魔法の声 インクハート(コルネーリア・フンケ) @18/59章

●読書中:Inkheart(Cornelia Funke)@18章
1/3程まで。ハードカバーなので空白が多くて、おもしろいようにページが進む。個人的には『竜の騎士』『どろぼうの神さま』よりもずっとおもしろい。児童書やファンタジーの名作が話の中にポロポロ出てくるのが楽しくて楽しくて。まぁフンケだからやっぱり表面的で「深み」はないんだけど、でも楽しいからオッケー。ドイツの作家がこういう「楽しいファンタジー」を書いた、ってことがとてもすごいと思うなぁ。

≪13-17章で出てきた本≫
◎13章
Naftali the Storyteller and His Horse(Isaac Bashevis Singer) / 『お話を運んだ馬』
 章頭の引用 2章に続いて2回目

◎14章
The Lion, the Witch and the Wardrobe(C. S. Lewis) / 『ライオンと魔女』
 ナルニア国ものがたりで最初に書かれた本。章頭の抜書き
Peter Pan(J. M. Barrie) / 『ピーター・パンとウェンディ』
Treasure Island(Robert Louis Stevenson) / 『宝島』
 MeggieがCapricornを、フック船長(ピーターパン)か海賊キャプテン・シルバー(宝島)のような人だと想像していた、と言って p123

◎15章
The Borrible Trilogy(Michael de Larrabeiti)
 ファンタジー3部作"The Borrible Trilogy"の2作目、"The Borribles Go For Broke"からの引用。3部作の1作目は"The Borribles"  3作目は"Across The Dark Metropolis"

◎16章
Princess Bride(William Goldman) / 『プリンセス・ブライド』
 章頭の引用 10章に続いて2回目。
Beowulf / 『ベオウルフ』
 英国文学史の一番最初の方に出てくる、ふる〜い抒情詩。Meggieのママはこういうのに詳しくて(この本に登場する)ベオウルフやグレンデルのことなら何だって知っていたと言って p137 リンク先は現代英語へ翻訳した本。
Tom Sawyer(Mark Twain) / 『トム・ソーヤーの冒険』
 Moが子どもの頃友達とこの本を読んでいたら、目の前に突然(話に出てくる)猫の死体が出現した p150
The Story of Babar(Jean De Brunhoff) / ぞうのババール
 Elinorが、本の中から出てきてしまうなら「ぞうのババール」みたいな楽しい物語にしたらどうなの、と言って
Story of Dr. Dolittle(Hugh Lofting) / ドリトル先生シリーズ
 Meggieの宝物の本箱の中に昔から入っているエメラルドグリーンの羽は、ドリトル先生の本から飛び出したオウムのポリアンナの羽だった p150
Treasure Island(Robert Louis Stevenson) / 『宝島』
 14章に続いて2回目。海賊キャプテン・シルバーが居間に突然現われたらどうしよう p151
Winnie-The-Pooh(A.A. Milne) / 『クマのプーさん』
 もしプーが現実世界に飛び出したまま本の中に戻れなくなってしまったら、仲間や100エーカーの森を懐かしんで悲しむに違いない p151

◎17章
Fahrenheit 451(Ray Bradbury) / 『華氏四五一度』
 章頭の引用 本を焼く者はやがて人を焼くようになる
Treasure Island(Robert Louis Stevenson) / 『宝島』
 14章、16章に続いて3回目。
The Arabian Nights: Tales from a Thousand and One Night / 千夜一夜物語
 アラビアン・ナイト。