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2003年11月08日(土) ■ |
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黒鳥(マーセデス・ラッキー)@2/20章 |
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●読書中:The Black Swan(Mercedes Lackey)@2章 なんだか不思議な世界が展開中・・・ この本の「悪者」は、どうやらロットバルトひとりらしい。その娘オディールがこの本の主人公で、彼女は父に対して色んな屈託がある・・・という設定のようだ。オディールは白鳥たちと結構仲良くやってて、「白鳥たちの守護者」とかどこかで呼ばれてるし。 ロットバルト男爵は悪の大魔法使いで、偏屈な感じのオッサン・・・広大な庭を持つお屋敷に娘のオディールと2人で、目に見えない召使たち(精霊?)と白鳥たちに囲まれて暮らしている。ロットバルトは妻に裏切られて(浮気?)死なれてから、全ての女性を眼の敵にしていて、毛皮のコートを着て空を飛んで出かけては、余所から女の子をさらって来る(!)。そして変身の術をかけて「美しいが無力なもの(白鳥)」へ姿を変えさせて、お屋敷の庭に住まわせる。白鳥たちが夜の間だけ人間の姿に戻るのは魔法の力が及ばないからで・・・。
つまり・・・このロットバルト男爵家の庭は、昼間は白鳥でいっぱい、夜は女の子たちでいっぱいというわけ(^^; 1章では、この辺の設定がダダーっと明らかになる。最初の10ページほどがやたらと難しかったけど、辞書引いて切りぬけたら、その後かなり楽になった。オディールはすごく頭の良さそうな女性。父親に認めて欲しくて魔術の腕を磨くうちに、父親をしのいでしまったりするかも? 父親に容姿をけなされて育ったこともあって、自分の外見にコンプレックスがある。なので白鳥たちのひとり、オデットの愛らい美しさに嫉妬を抱く。 「4羽の小さな白鳥」も出てきた! 小さな女の子たちだって! かわいいの〜。バレエでは普通、オデットとオディールは一人二役で同じ人が踊るから、同じ人の黒と白の両面性・・・みたいなイメージを持っていたけど、こうして本当に別人として描かれると、また違った解釈が出来るなー。
●アマゾンから ¥2333(ギフト券) The Enchanted Forest Chronicles: Dealing with Dragons/Searching for Dragons/Calling on Dragons/Talking to Dargons (Enchanted Forest Chronicles(Patricia C. Wrede)
The Enchanted Forest Chroniclesの箱入り4冊セットを買ってしまった! 先日、1作目の【Dealing with Dragons】を読んだらかなり面白くて、気に入ったのでつい大人買いを。こういうのを「地雷を踏む」「鉱脈にぶち当たる」と言うのだ。(^^;
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