|
|
2003年10月07日(火) ■ |
|
ストラヴァガンザ 星の都(メアリー・ホフマン)@4/25章 |
|
●読書中:Stravaganza : City of Stars(Mary Hoffman)@4/25章 どんどん面白くなってきた。主人公はGeorgiaという女の子。ロンドン在住で趣味は乗馬、バイオリンも習っている。Georgiaと母は母子家庭だったが、最近母が再婚して義父と義兄ができた。 この義兄のRussellってのがひどくて、Georgiaはいじめられているわけ。なのに、Russellが上手く立ち回って表面に出ないせいで、母は味方をしてくれない。それがGeorgiaが別世界に逃げたい理由ね。 しかし・・・10代で2歳年上の男って言ったらかなり体格差あるでしょ。家族にこんなのがいたら怖いよ〜! 具体的な身の危険も感じるだろうし。西欧ってそういうの、多くないか? 『ぼくはお城の王様だ』(スーザン・ヒル)とか、The Ogre Downstairsとか、The Good Boyもそうだっけ? 西欧の本とか映画でstepbrothers/sistersって凶悪だと、とことん、際限なく凶悪で残酷なんだよね・・・。やっぱりシンデレラのせいだろうか。日本の小説だと逆に義理の兄弟姉妹でできちゃったりするパターンが多い気がするけど・・・。
いや、この本のメインはあくまでタリアの「星の都」の方なので、Georgiaの現実世界はごくたまにチラリとのぞくだけが・・・タリアという逃げ場を見つけたGeorgiaはそちらに夢中で、今はもうRussellに何か言われても痛くもかゆくもないし。でも、どうにも気になって。仮面の都のLucienと同じ結末なのか、それとも?
Lucienといえば、4章でLucien登場ーー!!! (Lucienは1作目、仮面の都の主人公)元気そう。Ariannaはどうしてるかな? Niccoloさん、"How would you like to marry the young Duchessa of Bellezza?"(70p)って、ダメに決まってるじゃん! (くくくっ
●読書中:October Country(Ray Bradbury)@2話目読了 ≪The Next in Line / つぎの番≫ It was a little caricature of a town square. メキシコに旅行にやってきたアメリカ人夫婦。始めはごくありふれたカップルにみえるが、地下墓地に延々と並ぶミイラを見学に行ったときから、不協和音が生じはじめる。 ミイラを見てから後、女がその町を怖がって「早く別の町へ行きましょう!」というんだけど、男の方は全然それが分からなくてとんちんかんな答えばっかり。会話が、全然かみ合ってないのね。そうやって、彼女の恐怖感がじわじわ盛り上がっていくのが怖かった〜!! 終わりも、分かるような分からないような奇妙な味わい。いいねぇ、ハロウィンっぽい。
|
|