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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2003年08月13日(水)
鏡のなかの迷宮(1)水の女王(カイ・マイヤー)読了

●読了:鏡のなかの迷宮(1)水の女王(カイ・マイヤー)
<内容>
人魚の棲む水の都ヴェネチア。今や衰退の一途をたどるこの街は、「水の女王」の力を借りてかろうじて自治を守ってきた。しかし、保たれていた均衡が揺らぎはじめるときが!魅惑の水上都市の運命は? そして、いったい「水の女王」とは・・・?! 水上都市ヴェネチアをめぐってくりひろげられる華麗なるダークファンタジー第一部 少女の孤独な戦いが今はじまる・・・!
 第2部 光る石(2003.12発売)
 第3部 ガラスの言葉(2004.3発売)

読んだ感触は悪くなかったけど、3部作の1作目ということで、話が始まったところで終わりなので、まだなんとも言えない・・・。水の町ベネチア、水でできた鏡、水の女王、人魚という水に関連した題材を揃えたところが面白いと思った。羽の生えた空飛ぶライオン、エジプトの密使、地獄の使いや光の王など、不思議なものが次々出てきて・・・突飛過ぎて時々目が点になったけど、発想は確かに面白い。
でも、ベネチア人である筈の主人公の女の子がドイツ人っぽいのは気になった。もちろん私のステレオタイプ的な印象に過ぎないけれど、私の基準からするとメルレは理屈っぽくて攻撃的で口が達者で、古いイタリアの話なのにイタリア人っぽくなさすぎ。こういう子は嫌いじゃないけど、ベネチアという街には合ってないように思った。
同じベネチアを舞台にしたファンタジーならメアリー・ホフマンの【Stravaganza: City of Masks】の方が雰囲気があってずっと良かった。『鏡のなかの迷宮』も悪くはなかったけど、自費で買うのは遠慮しておきたい。

●読書中:Neverwhere(Neil Gaiman)

●アマゾンから到着 洋書3冊¥3277(ギフト券で支払い)
Wizard of the Pigeons(Megan Lindholm)
The Darkangel : Darkangel Trilogy(1) (Meredith Ann Pierce)
Gaywyck(Vincent Virga)

Wizard of the PigeonsとThe Darkangelはファンタジー、Gaywyckはじね系の小説。Megan Lindholmはロビン・ホッブ(Robin Hobb)と同一人物で、シアトルを舞台にしたアーバンファンタジーだそうだ。