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2003年02月13日(木) ■ |
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Deep Secret(Diana Wynne Jones)@11/25章 |
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●読書中:Deep Secret(Diana Wynne Jones)@11/25章 面白いのでどんどん進む。この本は『ダークホルムの闇の君』と似た感じがする。ストーリーは全然違うんだけど、ドタバタした感じとか、皮肉が混じったり、ジョークを飛ばしたりする語り口が、なんとなく似てるなぁと。私、ダークホルムはダメだったんだけど、Deep Secretは面白いのは・・・タイミングが良かったのかな?
Rupertによってfateline(運命線)を変えられて、Wantchesterに集められた5人のMagid候補者たち。7、8章はMaree Mallory(Rupertと接触済みの女の子。お互いに相性が最悪、と思っている)の一人称になっている。このMareeがスゴイ!『わたしが幽霊だった時』の4人姉妹の強烈さと得体の知れなさに通じるものがある・・・一体何者よ!?(爆)Witchy Danceだといって突然道端で踊りだすし、SF&ファンタジー大会に招待された大作家先生を堂々と怒鳴りつけるし、ホテル・バビロンは直角に折れた回廊を5回曲がっても、なぜか元の地点に戻らない迷宮だし、もう濃すぎ! どうしよう、最後までついていけるかな私。(^^; このホテルの中でMareeが迷う場面は面白かった。私は方向感覚が発達してる方で、初めての場所でも道に迷うことってほとんどないんだけど、迷いやすい人にとっては世界がこういう風に見えてるのかな。
●読書中:The Illustrated Man (Ray Bradbury) ≫2話目読了:Kaleidoscope The first concussion cut the rocket up the side with a giant can opener. 宇宙で事故にあった乗組員が、1人乗り用のポッドに乗って、四方八方に打ち出される。無線ラジオで話をしながら、自分の人生を振り返りつつ、徐々に声が遠くなっていって、最後は・・・・。 『火の鳥』(手塚治虫)か何かにこれとそっくりのエピソードがあった気がする(ブラッドベリの方が先だろうけど)。読みながら頭の中で手塚マンガのコマ割りに変換されてしまって、臨場感たっぷり(笑)最後の「花火」!ブラックな・・・。
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