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2002年12月08日(日) ■ |
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The Present(Johanna Lindsey)読了 |
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●読了:The Present: A Malory Holiday Novel(Johanna Lindsey) ≪Chapter One≫ ジョアナ・リンゼイのヒストリカルロマンス、Malory Familyシリーズの特別編。色々な本にバラバラに出てきていた一族の人たちが、故郷でクリスマス休暇を過ごすために一堂に会するという舞台設定。休暇が近づき、妻や夫や子供たちを伴って生まれ育った家に帰ってくるMalory家の人々の所へ、差出人のわからないプレゼントが届き、開けてみるとそれは古い日記帳だった。そこには、一族の先祖クリストファーとジプシー娘アナスタシアの恋物語がつづられていた。 最初はキャラクターが多くて家系図と見比べながら読んでたけど、メインはあくまでクリストファーとアナスタシアなので家系図はあまり関係がなかった。さらに先祖のことが明らかになったのをきっかけに、当主ジェイソンがメイドのモリーと何十年越しの恋愛関係にも決着がつくという結末。アナスタシアのジプシーの生活や当時の地方領主の生活などは新鮮で面白かった。けど、本全体としては似通った「悲恋物語」が2つ出てくるわけで、そのせいでインパクトが弱くなっている感じがした。どちらかの話に集中したほうが面白かったと思う。モリーがあれだけで納得するなら、何十年もジェイソンのプロポーズを拒否しつづけてきたのは一体何なの?
●読書中:Winter Solstice(Rosamunde Pilcher)@60p 62歳の元女優エルフリーダは、引退して田舎町Dibtonのコテージにひとりで暮らしている。地元の協会でオルガンを弾くオスカーと、その妻グローリアと娘のフランチェスカの一家と親しくなり、やがて町の人たちとも仲良くなって平和に暮らすエルフリーダ。ところがコーンウォールに住む従兄弟一家の家へ1ヶ月滞在して、Dibtonへ帰ってみるとグローリアとフランチェスカが事故で亡くなったという。
という所。最初から60ページまで、ひたすらエルフリーダを追って話が流れていく。話は淡々としてて、事故の悲劇ですらなにやらセピアのフィルターがかかってるみたいな穏やかさがあるのだけど、全然退屈ではない。さて続きを読もう。
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