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読んでね。
『影のオンブリア』
(パトリシア・A・マキリップ)


冒頭の抜粋(英語)
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2002年11月23日(土)
『イングリッシュローズの庭で』読了

▲世界ふしぎ発見
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」完全対応!! ようこそ魔法の国へ!、忘れずに見たぞ!楽しかった〜。去年のよりもミーハー度が上がってて分かりやすかった。パブリックスクールの取材、「背広」の由来からアーサー王伝説もちゃんと出てきたし〜。とかいって、一番「おおっ」と思ったのは冒頭のダニエル君の日本語の挨拶だったりして。(^^;
あ、ハリーポッターの源流、パブリックスクールを舞台にした名作ということで、Tom Brown's Schooldays(Thomas Hughes)も出てきてた。翻訳は岩波文庫で『トム・ブラウンの学校生活』。読んだことないんだよなこれ〜。買うかWordsworthで・・・。

●読了:A Little Love Song(Michelle Magorian)
<内容>
戦禍のロンドンから、海辺のコテージ「千鳥荘」に疎開してきた、上流階級の姉妹ローズとダイアナ。この千鳥荘には「狂人ヒルダ」と呼ばれる女性が住んでいたせいで、疎開者が居着いたためしがないという。妹のローズは偶然から、ヒルダの持ち物がしまいこまれた小部屋に入るカギを見つけ、ヒルダの日記を読み始めた。そこには、戦争と家族の犠牲になった、一人の聡明な女性の生涯が克明に記されていたのだった。そして、ヒルダの秘密が、ローズの人生にも大きくかかわり始め…。世間からさげすまれている未婚の妊婦ドット、書店の主人アレク、近所に住む親切なクラレンス夫人など、さまざまな人々との交流を通して、淑女のお手本のような姉ダイアナも、自由な精神の持ち主ローズも、真実の愛、そして、人生の目的を見いだし、大きく成長していく。英国の海辺の町を舞台に、少女たちの愛と成長を軽快な筆致で描く。翻訳≫『イングリッシュローズの庭で』

う〜ん、まぁまぁだった。私は勝手に明るい話だと思っていたのだけど、読んでみたら戦争の影が濃い、悲劇がいっぱいの暗い話だった。夏の海辺、花と緑でいっぱいの庭という明るい光景の中で語られる悲恋、未婚の母と私生児、戦争、死。文学作品として興味深いとは思うけれど、私はこういうのは好きじゃない。途中から嫌になって、1日かかって無理やり最後まで読んでしまった(そうでもしないと絶対に投げ出してしまうから)。
ローズの一人称で語られる恋の悩みや自分の容姿をいろいろ言う所は、新井素子風に「しかたないわよね、あたしって美人じゃないし。ほら、醜いアヒルの子ってやつ?」みたいなノリ(翻訳はどうか知らないけど、内容が)。そういうローズの恋と夢と成長が描かれる一方で、舞台が第二次世界大戦中なので、国全体で戦争をしている様子が語られる。配給制があって、(ローズやダイアナの恋の相手である)青年たちはもちろん、ローズたちも志願して軍の仕事に着くことになる。ローズの精神的な成長の物語というよりも、ローズの目を通して当時の様子を描くことの方が主目的のように思えた。ああ、終わってホッとした。

●読書中:Alice in Wonderland & Through the Looking-Glass(Lewis Carroll)
まだフィギュアは全部集まってないけど、本棚から発掘したので読み出してみた。「不思議」のアリスは原文で7、8回は通読してる。そのうち1回は単語もびっちり調べて精読しちゃってるし、実はオーディオテープも聞いてるというくらい好きな本だったり。だから、一度読み始めたら終わりまで止まらない(笑) 一気に来て、今7章。まぁ、もともと長い話じゃないしね・・・

ええと、私が今読んでる版はWordsworth Editionsという名作シリーズの本。名作系で263円は珍しくない値段だけど、装丁がしっかりしてて、字(フォント)と行間が良い感じなので好きなのだ。そのうちWordsworthばっかりドワッと沢山買うかも・・・
Wordsworth Collection / Wordsworth Classics