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2002年06月27日(木) ■ |
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Dark Lord of Derkholm読了! |
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●読書中:『まほろ市の殺人 冬:蜃気楼に手を振る』(有栖川有栖) <STORY> 「真幌はどうかしている」冬になると、真幌の海に蜃気楼(しんきろう)が現われる。満彦は五歳の頃、美しかった母に連れられて初めて兄弟たちとそれを見た。蜃気楼に手を振ったら幻の町に連れて行かれる。だから手を振ってはいけない、と母に言われた。直後、こっそり手を振った長兄が事故死し、二十五年後の今、三千万円という金が残された兄弟の運命を翻弄する!
4連作の最後が有栖川っていうのも、なんだか仕組まれてるような気持ち。読みながら思ってたけど、この真幌市って「マボロシ」からでしょ?真幌の周りの市の名前だって土井留(ドイル)、駄陰(ダイン)、加亜(カー)、九陰(クイーン)だし・・・面白がって設定を作ったみたい。最後の話(時間軸は春から季節順に流れてる様子)に蜃気楼(マボロシ)ってタイトルがついてるというのは、どういう符号なんだろ。
●Dark Lord of Derkholm(Diana Wynne Jones)読了! ああ、やっと読み終わった・・・。終わってホッとしたよー。(^ー^; この本は、エンターテイメントですね。娯楽小説!人を食った皮肉たっぷりの設定、RPG的な世界をわざと真似ているような小道具、キャラ、魔法。色々なもののパロディが続々と出てくる軽いノリ。 ・・・前半は軽すぎるストーリーに乗れなくてもうだめかと思った。今まで読んだDWJの本はみんな独特の世界観があったし。いや、これも確かに独特ではあるんだけど。でも後半は話がどんどん広がっていくのがおもしろくて、あっという間に読んでしまった。主人公のブレイド少年は誘拐までされてしまうし、とにかく盛り沢山で賑やか。『九年目の魔法』のような深さは全然全くないけれど、これはこれでおもしろい・・・という人もいると思う(笑)私的には、まぁまぁだった。感想は今書き途中なので、明日にはupする予定。
あーっ、まほろ市(冬)が読み終わらなかったぞ!
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