|
|
■■■
■■
■ ニッコリ
コンビニでコピーをとっていた。 私の後ろに学生さんとおぼしき女の子2人組が立った。日本語訳の書かれたノートを持っているようだ。 まだ時間がかかるけれど、すぐ近くにもう1台コピー機がある。どうも彼女たちはそのことに気づいていないようだ。なので、
あそこにもコピー機がありますよ。
と言って目で促した。 すると女の子のうちのひとりが、知らなかったっ、という感じでニッコリ笑った。 つられて私もほほえんだ。
あなたは見落としてますよと言わんばかりの無表情な顔つきに、「すいません」とか「どうも」といった言葉が返る、というのが、たぶん最もありがちな応対だろう。たぶんそこに頬のゆるみはない。むしろあるのは頬のこわばり。
考えてみれば「どうも」も「すいません」も「ありがとう」もなかったけれど、ニッコリにやられて、なかなか気分がよかった。 それは、企ててやるもんじゃないんだな。
2004年04月22日(木)
|
|
|