色彩がきれいで可愛い! 砂糖菓子みたいな薄ピンク色のホテル。 ケーキ箱に落下するシーン。 真っ赤なエレベーター。
伝説のコンシェルジュが、富豪の老婦人・殺人疑惑をかけられて、愛弟子のベルボートともに逃げまくりながら事件を解説する話です。
世界のコンシェルジュと秘密ネットワークを持っていたり。 最後の終わり方がええ!? となったり。 解説読んでないと、何?? ってなる部分があります。
きれいでカラフルなホテルが、今は廃墟っぽくなってるのと同じように「文明的な世界」が「野蛮な人」によって消しさられるっていうラスト…。 もう、ゼロの脳内にしか、コンシェルジュの生きた世界は残ってないんですね。
題材になってるツヴァイクという作家。 去年のヒストリカ映画祭で見た「暮れ逢い」の原作者だなということしか知らなかったのですが、こういう人だったのですね。 「マリーアントワネット」の作者で、ユダヤ系オーストリア人。 http://www.cinemawith-alc.com/2014/05/GBH.html
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