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やすみ日記
梅子
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2013年03月30日(土)
「ヘンな日本美術史」山口晃

絵を描く人は、こういう風に世界を見てるんだなというのが、新鮮だった。
頭の中が作り替えられる感じで。

「絵の真贋を見極めるには、耳を見ろ!」
(目や鼻と違って、気を抜いて描いてるので、その人の癖が出やすい)

「岩佐又兵衛は、顎の下を取ってから出直せ!」
(貴族も美女も武将も、しもぶくれ顔だから)

「『不遇の画家がいい、売れてる画家は信用できない』とか言うな! だったら、あなたがメシを食わせてくれるのか?」

とか、笑ったり、参考になったりした。

川村清雄の絵を見てみたいなぁ。

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万城目学「偉大なる、しゅららぼん」が映画化されるそうです。淡十郎がぽっちゃりじゃないんだ!(驚) 彦根とかでロケあるのかなぁ。 http://www.cinra.net/news/2013/03/29/100000.php


今頃、桜庭一樹さんが結婚してることを知りました。(「お好みの本、入荷しました。桜庭一樹読書日記」を読んで)お相手、芸人さんなのですね。ビックリ! しかも、出会い方が面白い。http://d.hatena.ne.jp/karatedou/20090826#p2



2013年03月23日(土)
「義援金お着物バザール」

「義援金お着物バザール」に行ってきました。

場所は、神戸・元町の「一休庵」さん。
(アンティーク釦屋「ロロ」の近くです)

開店2分前に着いたら、20人くらいの行列が!!
私、のんきに着物で行ってしまいましたが、皆さん本気買いモードで、洋服です。

着物3枚・羽織1枚・帯2枚買いました。
ほぼ、一枚千円。

鳥柄の帯は一枚も持ってなかったので、嬉しい。
銘仙は、私には可愛すぎ?(もう歳なので…)と思ってたら、スタッフのなおこさんが「お似合いです!」と言ってくださったので、嬉しかったです。優しい。

人が多くて、広げて見るのは大変なので、メジャーを持ってくれば良かった! と思いましたが、帰ってから試着したところ、サイズは大丈夫でした。

エコバッグ4個くらい持っていったのを、フルに使って、帰ってきました。

明日行かれる方、道がわかりにくいと思いますので。mixiのコミュのトピックをご覧下さい。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=73373566&comm_id=5531277

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第2回 義援金お着物バザール
開催日時  3月23日〜24日 2日間
開催時間  13時〜17時(両日同じ)
開催場所  茶の湯 一休庵さん
http://www15.ocn.ne.jp/~ikkyuan/salon.html


写真左:買ってきた羽織を羽織ってます。
写真右:買ってきた帯
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2013年03月21日(木)
きものクラシックコンサート

きものクラシックコンサートに行ってきました。

最初はカルメンで、よく知ってる曲なので、楽しかったです。

今回のソリストは、ピアニストの河内仁志さんでした。
きものコンサートは、かなりの回数行ってますが、ピアニストが来たの、初めてかも?

バイオリニストは全身使って弾いてる感じがするけど、ピアニストはそんなに力入れてる感じじゃないのに、指先だけが猛烈に動いていて、不思議な感じがしました。

アンコールで弾いてくださった曲がよかった。有名な曲だと思うけど、タイトルわかりません(^^;

パンフレット、昔は数ページあったと思うのですが、今年はA4一枚になってました。節約かしら(^^;

着物姿の方が千人以上いらっしゃるので、着こなし見るのが楽しかったです。
雨だったので、いろんな雨コートも見れました。
化繊かウールか木綿の人が多いのかと思いきや、正絹の人ばっかりでしたね!

終了後は、マンガミュージアムへ。
シュガシュガルーンの洋服の展示、可愛かったです。

写真は、一般公募ドレスの物ですが、これとは別の展示室で、pagon(京友禅のアロハシャツ作ってるブランド)などの手がけた、洋服の展示があって、キノコ柄のワンピースなどが可愛かった。
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2013年03月20日(水)
「能への誘い」

17日に「能への誘い」という催しに行ってきました。
場所は、谷町九丁目駅近くのシアターOM。

最初は、「土蜘蛛」の仕舞。

小さな会場ですので、3列目の私のところまで、糸がブワーッと飛んできました。
もっとまっすぐに糸が飛ぶのかと思ってたら、らせん状なので、くるくる〜って感じで飛んでくるんですね。

飛んで一回転して座る、最後にバタンと倒れるなど、派手な動きが多くて、面白い! 迫力ありますね。

能の歴史の説明のあと、「屋島」と「なんとか天女」(すみません…)の仕舞。

お客さんから一人、能装束着付け体験が行われました。
天女の装束は、総額250万円!! 

高価すぎて洗えないので、綿入りのシルクの襦袢? を着ているそうです。
(汗が響かないように)
着物の衿も開いた状態で、毎回三つ折りにして着るそうです。
(汗が早く乾くように)

最後は「高砂」を皆で謡って終了。
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2013年03月17日(日)
64 横山秀夫

未解決の誘拐殺人事件をめぐって県警の刑事部と警務部が対立。
その間に立たされた、元刑事の広報官・三上が主人公。

密度の濃い文章で、これ読み終わったあと、しばらく、ほかの本もドラマも、頭に入ってきませんでした。
今年の本屋大賞、取って欲しいです!

三上は、俺は刑事がやりたかったのに、二渡のせいで、広報官になって裏切り者呼ばわりされてるんだ〜! って、勝手に二渡を憎んでますが。

県警が14年くらい隠してた「幸田メモ」の真相を一人で探り当ててるし。
広報の部下からは「あなたを失いたくない」って涙目で言われるわ、
ベテラン刑事からは、独り言で被害者父親の名前を教えてもらうわ、
ジャイアンな行動の割には、四方八方から好かれとるやん!

二渡は高校時代の剣道部で一緒、更に同期でトップだった男で、
三上は(あいつは剣道部で補欠だったから、エースだった俺を妬んでるんだ)って言ってたけど、
最後、二渡に「昔、交通費を貸しただろう。借りを返せ」と細かいことを言ってるあたり、仲良いんじゃ? と思う。
二渡は、単に、三上の精神的タフさと人望を買って、広報に異動させたのかも。

県警内部の抗争については、そんなことしてる暇があったら、犯人捕まえてくれよ! としか思わん。
一般人にとっては、県警のトップが本庁だろうが県警出身だろうが、優秀ならどっちでもいい。

雨宮さんはすごい執念だ。超人的能力。

三上の娘の行方がどうなったのか、気になる。



2013年03月16日(土)
マンガミュージアム/キモノクロック

京都国際マンガミュージアムに行ってきました。
12時〜6時まで漫画を読み続けて、肩と首が痛いです(笑)楽しかったー。

今度、「シュガシュガルーン」をテーマにした、洋服の展示があるらしいので、20日も行こうと思います。

その前に、同志社の学食に行ってきました。
「アマークド パラディ 寒梅館」
http://tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26004635/dtlrvwlst/545571/

日替わりランチ500円。
学食と思えないほどおしゃれなんです。一般のお客さんが多かったです。
11:30に行ったら空いてました。美味しかった。

で、マンガミュージアムですが。
「伝統産業の日」期間中なので、着物の人がちらほらいました。
折りたたみ座布団を持っていったのですが、役に立ちました。

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今年のキモノクロックが公開されました。
http://www.wasou.or.jp/kimonoclock/
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2013年03月12日(火)
「花のさくら通り」荻原浩

寂れた商店街に、弱小広告制作会社が引っ越してきて、街おこしする話です。

若者のアイデアを邪魔する、石頭の商店会上層部がリアル。
おかげで、あちこちの商店街を通るたびに「ここにも藪八みたいな人はいるのかしら」と思ってしまう。

和菓子屋の守さんと同じく、私も「広告制作会社」が何するところか、ピンと来てなかったんですが、アイデア満載だが地道な、仕事ぶりは面白かったです。

無口な守さんが、夜中まで新作和菓子の試作を繰り返してるのを見て、仕事ぶりに感動する杉山と、
商店街イメージキャラクター作戦をプレゼンする杉山を見て、「俺と同じ口下手だと思ってたのに、まるで役者だ」と変貌ぶりに驚く守さん。

二人が、手を取り合い、商店街の改革に成功して、祭りの日に、守さんが杉山にお礼を言うところで、グッときました。
大企業に勤めてた時の部下も、杉山のことをライバル視してるかと思いきや、「一緒にCMやりましょうよ! あなたのことは嫌いですが、センスは買ってるんです!」と言ってくるし。杉山、人気者だな!

ユニバーサル広告社シリーズは3作目ですが、杉山は、ケーキ屋の女の子&同僚アルバイト女子からも好かれてるっぽいので、続編あるのかな?

寺の息子と、教会の娘の恋も可愛い。

僧になるためには3年間修行にいかないといけないから、その間、携帯も使えないし、外部とほぼ接触禁止。
どうするか? と言えば、彼女が「托鉢の日を調べて、険しい山を登って、待ち伏せして手紙を渡す」という手段に。すごい根性!
「俺は敷かれたレールの上を走ってるんだ、枕木は卒塔婆だ」というモノローグも笑える。



2013年03月11日(月)
「演劇入門」平田オリザ

戯曲ハウツーです。
小説書く人にお勧めかも。

高校生の書く戯曲は、なぜ説明的セリフの連発か?
という話に始まり、
(例:美術館であることを説明したいからって、入ってくるなり「美術館はいいな〜」と言う登場人物など)

「遠いイメージの言葉から並べていくと、リアルになるよ!」と、わかりやすいアドバイス。なるほど〜。

家族だけの内輪の会話では、父親の仕事すら説明できないので、
半分パブリックな場所に設定するか(病院の待合室など)、
外部の人に来てもらう(近所のおばちゃんや運転手)などのテクニック、なるほどな〜。

優れた劇作家の条件。
1.観察力 2.記憶力 3.想像力
のどれかが優れていること、というのもなるほど。
(小説家も同じっぽいですね)

書くテーマはないけど(戦争反対とか)、書きたい表現は、やまほどある! というのも納得。

平田さんは「役者は将棋の駒」と言ってたら、
「役者を人間扱いしてないんですか?」と訊かれたという話もおかしかった。
演出家の権力性とか、考えたこともなかったよ。



2013年03月10日(日)
ミュシャ展・ジオラマ展・花灯路

昨日、らいらさん・ダリMさんと、着物で京都にお出かけしてきました。

11時に高島屋で待ち合わせ。

ダリMさんは、ミュシャの絵に合うような、柔らかいピンク色のコート+赤い小花柄の着物で、とてもキュート。

らいらさんは、半衿と鼻緒が同じ柄(赤チェック)でおしゃれ!
帯も自分で仕立てはったそうです。レトロ可愛い。

らいらさんが帯を直したいってことでしたので、高島屋の階段でやってたら、
サラリーマンが携帯で話しながらやってきて、慌てて引き返してはった(^^;

5階呉服売り場で、伝統産業の日のパンフレットをもらって、次は7階へ。

「糖朝」でティータイムセット(1400円。点心・粥・スウィーツ)を食べました。
デザートの豆腐花が、ドライアイス入りで運ばれてきて、驚きました。
美味しかったですv

映画「黄金を抱いて翔べ」を見たダリMさんに、「モモさんを演じるなら、理想の俳優さんは?」と聞いたら、「CGで!」との答え(笑)

★ ★

そのまま、同じ階の「山本高樹 昭和幻風景ジオラマ展」に行きました。
(着物で無料です)
http://www.digistyle-kyoto.com/event/tenrankai/takashimaya_1302.html

すっごい良かったです!!
細かいし、大正昭和の風景が懐かしいし。

凌雲閣とか、よく小説なんかで出てくるけど、立体で見ると、素敵だな〜。
食い入るように近くで見ちゃうので、結構時間かかります。

11日までなので、ご注意を!

★ ★

次は、京都産業会館の「きものフリーマーケット」へ。
素敵な帯がありましたけど、私、最近いろいろ買いすぎなので、今回は我慢しました(^^; 草履とか洗える着物などが安かったです。

烏丸駅直結・ラクエの中の「進々堂」へ。
タルトセット(600円くらい)がホットコーヒーおかわり自由だったので、3人ともおかわりしました(笑)

らいらさんは、アイスに、赤いソースをスプーンで乗せて、「王蟲」を作ってました。
「(目が赤くて)怒ってるから、早く食べないとv」と言って、嬉しそうに食べてはりました。
らいらさん…(笑)

★ ★

その後、地下鉄で京都駅に移動し、
「知られざるミュシャ展 −故国モラヴィアと栄光のパリ−」へ。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/10pab/250331-isetan-mucha.html

素敵でしたv 
ダリMさんによると、東京でも今、展覧会やってるんですね。

京都劇場エリアの「がんこ」で、晩御飯。

やわらぎ弁当(1200円)を食べました。
量多いかな? と思ったら、全然平気でした(笑)
着物パスポートで、504円以下のドリンク無料ということで、カシスオレンジを頼みました。
美味しかったv

★ ★

地下鉄で東山駅まで移動。
「花灯路」へ。

綺麗でした。
が、人いっぱいな上に、坂道を長々と歩かせてしまって、すみません、お二方。

晴れてて、気温も暖かくて良かったのですが、花粉・黄砂・PM2.5のトリプルにより、目がかゆいわ、鼻水出るわで、「これさえなければ最高なのに!」という感じでした。

★ ★

着物で、地下鉄・市バス・ミュシャ展などが無料になる、
伝統産業の日は、〜20日までです。
http://www.densannohi.com

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2013年03月07日(木)
高島屋のリサイクル着物市

先週の日曜、京都・高島屋のリサイクル着物市に行ってきました。

ホタルさんとご一緒でした。
たっぷり一時間はかけて見て、買ったのは、ポリの着物1枚でした。
バラ柄で3千円。

「嵐山よしむら」の化繊の着物も凄く可愛かったのですが、2万円…(><)手が届きません。

ホタルさんは、アイボリーっぽいの着物に薄ピンクの帯で、薄い色+薄い色のコーディネートが、都会的でおしゃれ。帯締めと帯留めだけ濃い色で際立ってます。
(着物は無地っぽいけど、実は縞なのです)

私は、久々に着物着たら、着付けに必要なものを探すのに時間がかかってた(^^;
安全ピンで半衿つけたら、グダグダになったので、ショールで隠してます。
(写真左)
おまけにショルダーバッグなので(買い物時には便利!)、ちゃんとした着付けの人から見たら、「なんじゃこりゃあ!」と思われること必至。

「季の音」でランチとパフェを食べました。
ここはいつも空いてるので、良いです。

「ツモリチサトとか撫松庵とか岡重くらい可愛い着物が、一万円以下で買えるような世の中になれば、着物女子ももっと増えるかも」
と言ってたら、
ホタルさんが「そもそも着付けが難しいから、着る人いないんじゃ?」とおっしゃってました。

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余談ですが、

金曜日に、心斎橋のH&M、gu、ユニクロに寄って、
カーディガン(1500円)・ジャケット(千円)・パールネックレス(500円)・フレアスカート(千円)・ワンピース(2千円)と山ほど買い物したので、自重しようと思いつつ、

今日、ホタルさんと別れた後、ジャンブルストア(古着屋)でシャツ(900円)を買ってしまった! 

洋服は、本当に今、安いなぁ。
4月には、心斎橋に「フォーエバー21」ができるし、バーゲン待たなくても、いつでも可愛い服が買えるよ。

着物も、もうちょっと安くなってほしい。
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