初日 最新 目次 MAIL HOME


やすみ日記
梅子
MAIL
HOME

2009年11月29日(日)
「とらわれごっこ」サカモトミク

くみさんにオススメ頂いた「とらわれごっこ」(サカモトミク)1、2巻を読みました。

アンティーク着物屋さんで働く、高校生達のラブコメ。
可愛かったvv 恋愛もかわいらしいし、着物のコーディネートも可愛い。

文化祭の着物が、手違いで全部男物になっちゃたシーン、「男装カフェにしちゃえばいいんじゃない?」と一瞬思った(笑)
花火・初詣・クリスマスと、カップルの着物のコーディネートが、見ていて楽しいです。
着物をカラーで見たいので、実写化してほしいなー。

オーダーメイドで1万5千円の着物、本当にあったら、私欲しいです(笑)



2009年11月22日(日)
青い文学「こころ」

アニメ「青い文学」シリーズの「こころ」前後編を見ました。

K、ワイルド過ぎ(笑)
前編が原作通り、後編がオリジナルのK視点です。
お嬢さん、二人共に色目使って、何がしたかったの??

あと、どう見ても、先生が好きなのはKにしか見えなかった。
一緒の部屋に住むように、説得する場面とか。
本当にお嬢さんが好きなら、Kとごちゃごちゃ話すより、お嬢さんの真意を確かめに行くはずだしなぁ。



2009年11月21日(土)
「鉄の骨」池井戸 潤

うわああ、面白かった!!
最後まで、息もつかせぬ展開でした。

中堅ゼネコン社員の主人公が、「談合課」と呼ばれている業務課へ配属になり、大型公共事業の受注に向けて四苦八苦する話。

談合は全て悪なのか? 談合がなければ業界はどうなるのか? と、純朴な主人公は悩みます。
考え方の全く違う、銀行勤めの彼女と、仕事の事でケンカする場面が面白い。
けど、その後の彼女は、むかつく! 二人の間でふらふらしやがって。ハッキリしろー!!

主人公の先輩が、普段ちゃらんぽらんなのに、凄く仕事の出来る人で、格好いいなー。
地下鉄工事の会議で「これで一番札はもらった!」と啖呵を切るところや、地下鉄工事から降りようとする常務に対して、怒鳴り込もうとするところが、痺れる。
良いところ取り男ですな。原作では太っちょ設定だけど、映像化されることがあったら、イケメンでお願いしたい!

尾形常務も、キレ者過ぎて、脳内映像では渋いイケメンになってます(笑)作中では「大仏様」というあだ名ですが…。
それにしても、最後まで読むと、ほんと怖い人だ。

今年、最も面白かった本の一つかも。

それにしても、公共事業の指名業者に選ばれるって、そんなに大変なことなのか…。
「磯崎新の都庁」を読んだとき、磯崎新アトリエは、東京都から当然電話がかかってきて「何でうちで選ばれたのか分からない」って言ってたのですが。謎だ。



2009年11月15日(日)
京都きものフェスティバル

「京都きものフェスティバル」に行ってきました。
エコバック型染め体験、スタンプラリーを体験。面白かったー。

型染め、はみ出さずに出来たので、ホッとしました(笑)いっぱい入るので、帰りにショールを入れるのに重宝しました。

スタンプラリーは、室町通り等の、着物の会社や和雑貨のお店を回る、というものでした。
色んな展示があったり、立派な町家の中を見せてもらえたりして、楽しかったです。

写真は、京都芸術センター(元明倫小学校)。レトロでかわいい建物です。

くろちくさんに初めて行ったら、可愛い和小物がいっぱいで、また今度ゆっくり来ようと思いました。

途中で、高級セレクトショップ、「shina」さんも覗きました。
凄く立派な町家の、奥の蔵にあるお店。
「誉」って、どーんと書かれた暖簾が見事だった。
http://www.shinanet.jp/

新風館のtawawaさんで食事。
着物パスポートで、京野菜ジュースがおまけでつきます。美味しかった。
カレーも美味しかったけど、野菜が大きくて、噛むのが大変だった(笑)

今日、ご一緒したくみさんは、着物をレンタルされていて、レトロな色合いがとても可愛かったです。
他にも、室町通りに着物の方が溢れていて、見ていて楽しい一日でした。

スタンプラリーの抽選の方は、5時頃行ったので、ほぼ終わってました(^^;
残りの景品の中から、エチケットブラシを頂いて帰りました。
PB281325



2009年11月08日(日)
「若冲ワンダーランド」ミホミュージアム

滋賀県甲賀市にある、MIHO MUSEUMに行ってきました。
JR石山駅からバスで50分くらい。座れない人がいるほどの混みっぷりでした。
紅葉がきれいでした。

現在、特別展「若冲ワンダーランド」が開かれています。
不便な美術館だから、土曜でも空いてると思ってたら、大盛況!! 若冲人気、すごい。

受付から美術館まで、徒歩7分くらい。電気自動車も走ってます。
近代的なトンネルを抜けると、美術館が現れます。

建築物が凄くって、口ぽかーんと開きました。これだけで、もう満足しそう(笑)
ルーブルのガラスのピラミッドを設計した、I・M・ペイ氏の作です。


肝心の「若冲展」も凄く良かった。
鳥獣花木図屏風、前にも観たことあるけど、人混みでゆっくり観られなかったので、今回はじーっくり観ました。グラフィックアートみたいで凄いなぁ。若冲、鳥大好きなんやな(笑)
葡萄や梅など、水墨画も渋くて良いですね。
照明など、展示の仕方も良くって、良い展覧会でした。

常設展「オクサスのほとりより 東西文明の架け橋・古代中央アジア」も見応えありました。
説明書き読んでたら時間がかかって、結局、一日美術館に居ました。12時頃到着して、5時前まで。
世界史をだいぶ忘れているので、あまり理解できてませんが(^^; 「スキタイ」「アレクサンドロス」あたりは、「ヒストリエ」(岩明均)思い出しながら見てました。
あと、エジプトの豪華なアクセサリーは、「王家の紋章」を思い出す。

レストランは、12時頃行列が出来ていたので、2時頃にランチを食べました。
特別展を見た後、チケットに日付印を押して貰って、一旦戻ってきたんです。
おにぎり膳は無くなってたので、手打ちそばを頂きました。美味しかったv

持参したお弁当を、テラスで食べてる人たちも居て、賢いなぁと思った。
あと、日差しが強くて、日傘持ってきたら良かったなーと思いました。

帰り、5時あたりのバスは本数が少なかったのですが、臨時便が出ていたので、思っていたより早く帰れました。良かった。



2009年11月03日(火)
「きもので集う園遊会」に行ってきました。

「2009西陣きもの・帯フェスティバル〜きもので集う園遊会」に行ってきました。

1時15分頃、上賀茂神社に着くと、ステージでは芸妓さんの舞が行われているところ。

辺り一面、着物の人でいっぱいで、壮観でした。
その後、お抹茶とお菓子を頂きました。芸妓さんのお手前も見られて、素敵。

その後、着物・帯コンテストの展示会場へ。
これに投票しないと、抽選会への参加資格が得られないのです。
大勢並んではって、中に入ったらすぐに進まないと行けないので、ゆっくり考えでる間が無かったです(^^;

最後に抽選会。
じっと座っていたので、凄い寒かったです〜。
何にも当たりませんでした。残念。

帰り、バス混むかなーと思ったのですが、上賀茂御園橋から乗ったら、そんなに混んでなかったです。


そのまま、足を伸ばして、堂本印象美術館へ寄りました。

「和装美人から洋装美人へ」の後期の展示を見るためです。
ポスターにもなってる、「美人図」。可愛いコーディネートですね! 地味色着物に襦袢が赤で。
黄色の半襟もかわいい〜。
上村松園も、美しい。
杉浦非水が1点あって、嬉しかった。
後期の方が充実してますね(笑)

甲斐庄楠音と、秦テルヲのスケッチ、前期とは違うページが展示されてました。
甲斐庄は、絵の横に細々と字を書いてて、面白い。

14・15日は、関西文化の日で無料になるそうなので、洋服の方にも、良かったらオススメです。



2009年11月02日(月)
「神様のカルテ」夏川草介

現役のお医者さんの、デビュー作です。

信州版Drコトーみたいな話なのかと思っていたら、医療版・森見登美彦でした(私見)。

話は面白かったんですが、先行作品を下敷きにしてるっぽいところが気になった…。その分、キャラクターの魅力が弱いんですよね。
安曇さんや学士君のエピソードは好きなので、森見登美彦っぽい部分さえなければ楽しめたのに!! 表紙も真似してるみたいで微妙…。編集さんは、こういうところこそ、訂正して欲しかった。

作者と共通点の多い主人公が、友人から褒めちぎれてるのも、ちょっと寒い。
その後のエピソードで、主人公がいいやつだというのは分かるので、余計なこと言わないでほしかった。

でも、最先端の大学病院に背を向けて、激務で報われることの少ない地域医療に打ち込む主人公には好感もてる。
「一に止まると書いて正しい」。主人公の名前の由来も良いし。

なんか色々、惜しいところの多い作品でした。



2009年11月01日(日)
映画「重力ピエロ」

映画「重力ピエロ」(伊坂幸太郎・原作)をDVDレンタルで見ました。
こんなに切ない話だったとは…。

悲しみという重力を背負った、家族の絆の物語。

辛いことも笑顔に変えてしまう、お父さん役の小日向さんが良かったです。
(手を繋いで)「産もう」
「春は、ピカソの生まれ変わりなんだよ」
「妻は自殺なんかしません」
あたりで、もう涙が止まらん。

最後に予告編を見たら、また泣いてしまって、泣きすぎて、目が痛いです。
音楽が、静かで綺麗で、凄く良かった。

もの凄い兄弟愛ですね!
最初、心配性の兄→弟だと思っていたら、弟の「大事なときには兄貴が居たから。居ないと不安なんだ」にやられました。最後の最後に、大告白!