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やすみ日記
梅子
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2008年09月30日(火)
「NHK美の壺 入門編」

「NHK美の壺 入門編」を読みました。
解りやすい! 骨董ド素人の私でも楽しめました。
ページのデザインが可愛い。
特に、和菓子と古伊万里が面白かったです。
和菓子は、綺麗なだけでなく、古典などの背景も楽しめるものなのですね。
古伊万里は、使ってみたくなります。コレクターの方の言葉が印象的でした。
盆栽も奥が深い。梅とか育ててみたいな。
万華鏡、子ども向けのしか知らなかったので、芸術的な装飾のもあるんだなーと新鮮。美しい世界を生み出すには、科学的な知識が必要なんですね。
友禅も美しい。名古屋も産地だったなんて、知らなかったです。
最後に問題集があったので、おさらいできて為になりました。





2008年09月28日(日)
古都にぎわいステージ・秋「能への誘い」

「葉っぴぃてらす 古都にぎわいステージ・秋」に行ってきました。
京都駅屋上芝生広場「葉っぴぃてらす」は、3年前に出来て、毎年3回イベントを行ってるそうです。

今日の催しは「能への誘い」
まず最初に、能についての解説。基本的なことの他に、源氏物語について話してくださいました。
能の現行曲200曲のうち、源氏物語が元になってるのは9曲。それぞれの内容を、使用する面と共に紹介していきます。
中でも面白かったのが、「住吉詣」という曲で、源氏役は直面(素顔)なのですが、誰もやりたがらないそうです。源氏ほどの男前! と胸を張れる人が居ないそうです(笑)
紫式部を主人公にした「源氏供養」。
作者が、登場人物を供養しなかったから成仏できないって、不可思議な話ですね。実在の人物じゃないのに祟るのかしら?

その後は、謡の体験。
「半蔀」のセリフを渡されたのですが、ちゃんと音の高さが図で表されてます。解りやすい。先生の声、さすが大きい! 空の下、大きな声を出すのは気持ちよかったです。

最後に「半蔀」の仕舞。
ちゃんと半蔀のセットまであったんですが、生憎の雨。綺麗な衣装が濡れてしまうのがもったいない〜。
最後は夢オチです。なんじゃそりゃ! と思いますが、その不確かな感じが能の世界なんでしょうか…。

今年は源氏物語千年紀で、あっちこっちで葵の上や半蔀をやってますが、それ以外にも色々演目があるんだ、と勉強になりました。

冷たい玉露の試飲があったんですが、まろやかでとても美味しかったです。
今日は雨で寒かったのが残念(^^; 野外イベントは寒さ対策が肝心ですね。



2008年09月27日(土)
森見登美彦さんサイン会

森見登美彦さんのサイン会(大垣書店烏丸三条店)に行ってきました。
仕事帰りのため、1時間ほど遅刻しましたが、間に合いました。
電話で予約していた番号を伝え、「美女と竹林」を購入。
整理券の裏に名前を書きました。

1時間半ほど待ってる間に、美女と竹林を80Pほど読み終ました。笑えるvv 
妄想の入り交じった随筆で、森見ファンと京都在住者と作家さんは楽しめるんじゃないでしょうか(狭い範囲/笑)
表紙の竹の絵とロゴが、ぷっくり立体的でかわいい。

サイン会参加者は、若い女性が多かったです。若い男性もちらほら。
森見さんは、写真で見るより素敵な方でした。穏やかそうで、細くて文学青年っぽい。
ドキドキして、緊張のあまり一言も喋れなくて残念。
私の前の方にサインする際、「彦」の字が書けなくて固まってらっしゃいました。で、編集さん(?)に「先生、大丈夫ですか? 休みますか?」って心配されてはりました(^^;
サイン会の整理券は200枚配布されたそうで、私たちは最後の方だったので、森見さんお疲れだったのでしょうね。
でも、華奢で流麗な字でした。宝にします。

サインをもらった後、光文社のPR誌「本が好き!」を頂きました。
森見さんの他、有栖川さんのインタビューも載ってます。
サイン会参加記念に、森見さんポストカードも付いてました(笑)

そういえば、「美女と竹林」に出てくる、「錦市場の町家風・屋根裏みたいなカフェ」って、カネタ・カフェかしら? 3年くらい前に、○○の会で行きました。龍馬ごっこをする森見さん、さすが(笑)
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2008年09月26日(金)
君に届け

ところで、今月のダ・ヴィンチは「君に届け」特集ですね。
略し方「君届(きみとど)」って本当!? 言いにくいやんか。
そして、今月の別冊マーガレットでは大変なことに! 次回お休みなのか!! あもさんの日記の通りにじたばたしてます。 



2008年09月25日(木)
「のぼうの城」和田竜

最初、作者の視点が頻繁に入るのが読みづらくてしょうがなかったんですが、秀吉方が使者をよこした、130P辺りからが面白かったです。

城主は、ドジで不器用な長親。でくのぼうを縮めて「のぼう様」と呼ばれてます。百姓たちも「しょうがないな。のぼう様には俺たちがついてないと」と、戦に力を貸します。
血の気の多い家臣たちも、長親を守らないと! となんだかんだで団結。何万という秀吉軍を、百姓含む数千人で迎え撃ちます。

権力を笠に着て、弱い者を小バカにして踏みつけるようなやり方に、ガツンと一矢報いる様が痛快ですね。
キレ者なのかアホなのか分からないけど、力を前面に出さなくても、皆の心を動かしてしまうのぼう様が魅力的です。
オノナツメさんの表紙も素敵。



2008年09月24日(水)
「百瀬、こっちを向いて」中田永一

乙一さん別名義の恋愛小説短編集。
キュンキュンしました。心理描写が丁寧で良いです。

「小梅が通る」が特に好き。
美人の素顔をブスメイクで隠す女の子の話。
柚木は、過去の経験から目立たないようにブスの振りをしていたのですが、クラスメイトの寛太に素顔を見られてしまいます。妹の小梅だと嘘をつくのですが、彼は小梅に惚れてしまい…。
人間不信気味だった柚木が、友達の言葉で心の壁を取り払い、寛太に向かい合うシーンが好きです。
寛太が、柚木本人だと気づかずに、小梅に気持ちを話すところで泣きそうになりました。

「キャベツ畑に彼の声」
女の子が偶然、高校の男性教師が人気ミステリ作家だと気づく話。
人気のある先生とはこれまで接点が無かったのですが、それ以来話すようになり、段々好きになっていきます。
キャベツ畑の比喩が素敵でした。普通の恋愛物だと思っていたら、ミステリーっぽい仕掛けがあってビックリ。冒頭の結婚式とか、伏線が上手いですね。

↓アンソロジー読了時の感想。
「なみうちぎわ」
5年間、植物状態だった女の子が目覚めると、家庭教師で教え子だった、小学生の男の子が高校生になっていて…という話。
植物状態の原因は、海で溺れた男の子を助けたこと。男の子は、責任を感じて、女の子が眠っている間、ずっと通ってきてくれていたのです。
罪の意識で繋がれているだけなのか、それとも恋なのか…と二人の気持ちは揺れます。
女の子の会話がぎこちないところとか、オペラグラスのあたりの、ミステリーっぽい展開とかが、乙一さんらしい。
じんわり切なくて、いいお話でした。

「百瀬、こっちを向いて」
冴えない地味な男の子が、勝ち気な女の子の偽装彼氏になる話。
この変わったタイトルは、最後の一文だったのですね。
しみじみと、切なくていい話でした。
ノボルの、自己卑下っぷりが凄かったです。「人間レベル2」て…「豆電球並の輝き」って…。そこまで言わんでも(^^;
ノボルは、幼なじみの宮崎先輩から、彼女に隠れて付き合ってる、百瀬を紹介されます。
彼女の目をごまかすため、百瀬と付き合ってるふりをしてほしいと頼まれるのですが…。
やがて、ノボルは本当に百瀬を好きになってしまい、演技を続けられないと苦しみます。
この部分が切なくて、良かったです。
こんな辛い思いするなら、楽しい時間なんて欲しくなかったというノボルに、友人は「でも、僕は一度も経験したことのない、その感情を知りたい。大事にしなよ」と言います。良い友人だなぁ。
それにしても、ノボルは、宮崎先輩に盲目的に憧れているのですが、二股かけてる先輩が、そんなにいい人か? と思ってしまう。
ネタバレ宮崎先輩は、結局、実家のお店を助けるために、本当に好きな百瀬ではなく、資産家の彼女を選びます。やな奴やん、普通に。
顔が良くてスポーツ万能の宮崎先輩より、地味だけど、百瀬のために夜中3時間もかけて歩いてきてくれるようなノボルの方が、よっぽどええで。
結局、百瀬とノボルがうまくいったかどうかは、ハッキリとは書かれてないのですが、希望が持てそうな終わり方で、良かったです。



2008年09月23日(火)
高瀬川舟まつり

高瀬川舟まつりに行ってきました。

10時35分頃に着いたら、開会の挨拶中。
10:40にスタートしたので、お茶券を買って、お菓子とお茶をいただきました。舞妓さんのお手前が見られて、無駄がなく品のある仕草やわ〜と思いました。

その後、11:20くらいに舟の上で、舞妓さんの撮影タイム。他の時間は撮影禁止だけど、この時だけ舞妓さんを撮っても良いんです。
川に降りるときに、舞妓さんの手を引くおじいさんが躓いて、舞妓さんに「大丈夫どすか?」って聞かれて、てへへって感じの反応をされてたのが、なんか可愛かった(笑)
その時、舞妓さんを間近で見ましたが、着物も帯も半襟も簪も、まばゆいばかりに美しいですね〜舞妓さん自身もめっちゃ可愛い。

まつりのチラシに「友禅染体験」が載ってたので、尋ねてみると「去年、人気がなかったので止めてしまったんです。チラシに載ってるのはミスプリントです」とのことでした。残念。

隣の「島津創業記念資料館」が、今日だけ無料公開ということで、行ってきました。珍しい古い道具がいっぱいで面白い。明治〜大正あたりの、蓄音機・写真機・パイプオルガンとか。
島津製作所、昔はマネキンで有名だったんですね。へー。
スタッフの方が沢山居て、子ども達に熱心に解説されてました。

その後、ZEST御池に寄って、レインブーツと服を買いました。レインブーツ、ずっと買いたかったんですよ。良かったー。



2008年09月22日(月)
四天王寺さんとコロー展

昨日、四天王寺の骨董市とコロー展(神戸市立博物館)に行ってきました。

まずは、らいらさんと待ち合わせて四天王寺へ。11時に待ち合わせたのですが、1時過ぎになっても、全部回れませんでした(^^; 広い。
次回は、後に予定を入れずに来たいです。

私はピンクの小紋、らいらさんは帯と銘仙の反物を購入。
京都の市と比べると、意外と反物売ってないですね。
そして、まけてもらいやすい。らいらさんが迷ってはったら、勝手にどんどんまけてくれはるんです。気前ええなー。
大島も結構安いですね。可愛い柄のが7000円とか。京都やったらもっと高そう。
釦ばかり売ってるお店もあって、アメみたいで可愛い。

市の途中でミヅキさんと合流。
「無我茶館」さんでランチを食べました。
中国茶、6種類から選べるんですが、私は人参烏龍にしました。飲みやすくて美味しいv 茶器も可愛いです。
ランチも美味しかったですが、デザートの黒ごまアイスも美味しかったです。

電車で三宮へ。
梅田駅で「ココロに残るコロー展」という、ダジャレのポスターを見つけてしまい、吹き出しました。
神戸市立博物館に着いたのが4時前。閉館1時間前だからか、思ったより人が少なかったです。
境界線がにじむようなタッチの、田舎の風景は懐かしい感じ。森とか自然とか好きだったんだなーというのが、よく分かりますね。
戦時中、森を守るために大砲を買ったっていうエピソードがありましたが、思い切ったことをする…(^^;
女性像は、美しいだけでなく、憂いを帯びた感じが良いです。青いドレスの女性、ふっくらして魅力的ですね。

川瀬巴水展(姫路市立美術館)のポスターを見かけて、行きたい! と思ったのですが、前後期で展示総入れ替えするんですね。遠いのに…一度で見せてほしい。姫路城、まだ登ったことがないので、ついでに登ってきたいです。


コロー展の後、「オルガン」でお茶しました。
そこで、らいらさんから、東京には「自衛隊カフェ」(期間限定)があるという話を聞きました。なんじゃそりゃ! 関西にもあったら、行ってみたいですよ(笑)

あと、ご当地BLが良いという話をしていたら、らいらさんが「地元より、旅先が良いな」と言わはって、ミヅキさんが「行き先々で恋に落ちるんですか? 浅見光彦みたい」と。旅情BLとは新たなジャンルですねー。
「いや、振られるんです」というらいらさんの返事に、「寅さんか!?」と声を揃えてつっこみました(笑)



2008年09月21日(日)
「隅田川心中」たうみまゆ

「隅田川心中」たうみまゆ。
待ってました! たうみさん初コミックス。
落語家、昭和の文士、アイドルと、てんでバラバラな短編集。
悲恋に始まり、最後は女の子主人公…これBL? でもしっかり面白い。ラブシーンは少なめ。着物率が高くてトキメキました(特に書き下ろし)。

表題作の落語家シリーズ、やっぱり面白いですね。兄弟子が無駄に美形だと思ったら、そういうことですか。大川、勘が良いな。
師匠、熊田と大川が往来でキスしてるのを見て「あいつはとうとう恋人の性別までテキトーになったのか」って…言うことそれだけか!? 心が広い。
帯にもなってる「生まれた時は違っても、死ぬ時は一緒」というセリフが好きです。

「なでしこギャラクシー」アホらしくて、面白かった(笑)日向が木野を好きになった理由が、意外で良かった。

アンソロジー掲載時の感想↓
「あかぎくのうた」
良かった〜。昭和!着物!文士!と雰囲気満載のお話で。「幸せだと、思ってしまった」のコマに心臓掴まれました。江島の歌は、愛情表現ではなくて、愛情を求める歌だったんですね…。悲恋なのも良い。
「赤と青」
兄ちゃん、アホの子でかわい〜。10年ぶりぐらいに弟のベッドで寝て、「狭い」と呆然としてるのが可笑しかったです。幼なじみの女の子も可愛いな。兄が、ジャイアンみたいな絵に描いたようなオンチなのが笑える。是非、平川地一丁目みたいな、立派な兄弟デュオになってくれ。



2008年09月20日(土)
能楽へのいざない 第1回(大阪市中央区役所)

「能楽へのいざない 第1回」(大阪市中央区役所)に行ってきました。
雨だし人少ないかな?と思っていたら、ほぼ満席でした。
昼休みの合間に行ったので、15分ほどしか見られませんでしたが、面白かったです!
私が来た時は、能面の体験をされてました。
お客さん2〜3人がステージに上がって歩いたり、能楽師さんが能面の解説をしてくれたり。
その後は、装束の着付けの実演。
二人がかりで素早く着付けていかはります。腰ひもの結び方はかなりしっかりと。実質、2本の紐だけで留めているそうです。腰帯は飾りなので、留める役目は果たしてないそう。
着付けの途中で時間が来たので、帰りました。もっと見たかったなぁ。
またこういう催しがあったら、是非来たいです。



2008年09月19日(金)
「ラン」森絵都

マラソンの話かと思っていたら、自転車であの世とこの世を行き来する話でした。
天涯孤独の女の子が、40キロのレーンを超えて、亡くした家族に会いに行きます。やがて、自転車を手放さなければならなくなり、自力でレーンを超えようと、マラソンを始めるのですが…。
チームに入ったら、それがまた個性豊かなド素人の集まり。幻の天才ランナーは出てくるし、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」を思い出しました。
家族の居る「あの世」ばかり見ていた環が、チームメイトとの関わりで、しっかり前を向いてこの世で生きていけるようになったのが良いなと思いました。
子ども向けなので、文体が軽やかでリズム感があり、分厚いけれど読みやすいです。



2008年09月18日(木)
格安コピー、アクセス解析

大量にコピーする用事があったので、会社の近くの「カンプリ」さんに行ってきました。
会員になると(入会金100円)、白黒コピーが5円。
コンビニに比べてコピーも早いし、お昼休みに行ったら空いてました。便利。
カラーコピーも30円です。安いなぁ。
京都・滋賀にも店舗があるそうです。

書評ページのアクセス解析見てたら、
「サクリファイス チカX伊庭」で検索してきた人が居る!
伊庭×チカじゃなくて!? ていうか、近藤史恵作品でカップリングってマニアックだな!



2008年09月17日(水)
「シナリオ入門―映像ドラマを言葉で表現するためのレッスン」

「シナリオ入門」(別冊宝島編集部)
乙一さんが「才能はなくても、小説は勉強したら書ける」と言って、参考書に挙げてはったのが、この本。
確かに、理論的かつ実践的で、この通りすれば良いストーリーが書けるかも? という気にさせられます。
既に絶版で古本にプレミアが付き、入手困難なのが惜しいですね
乙一さんは雑誌に「プロットの作り方」というコラムを書いてはったそうですが、そちらもとても実践的らしい。読んでみたかったな。



2008年09月16日(火)
下鴨神社 名月管弦祭

「下鴨神社 名月管弦祭」に行ってきました。
開始30分前に到着。早すぎかな? と思いましたが。
鳥居の前にお店が出ていて、みたらし団子に行列が! 「出町ふたば」さんは、既に豆餅が完売。もっと早く来ても良かったかも。

境内に入ると、既に正面席は満席。左側の後ろの方に座りました。
最初は、ご挨拶や祝詞・お供え物の奉納。

その後、尺八・琴・雅楽の演奏などがありました。
琴のアレンジが現代的で格好良かったです。
雅楽に詳しいくみさんとご一緒だったので、解説していただけて、面白かったです。
「『蘭陵王』は難しい曲だけと、演奏できるようになると凄く気持ちいいんです」とか。
あと、「下鴨古楽会」の篳篥の人がもの凄く上手いとか(私には、言われるまで違いがよく分かりませんでした ^^;)
蘭陵王は昔の王様で、あまりの美貌で兵が見惚れてしまって士気が下がるってことで、戦場で仮面を付けていた、という故事を元にした舞楽です。どんだけ美青年やねん(笑)

月も綺麗でした。
ちょうど森から顔を覗かせた瞬間、月の周りだけ雲が晴れて、ぽっかりと明るい光が現れました。
5時半から9時まで3時間半もあり、ちょっとおしりが痛かったですが(^^;風流な催しで、楽しかったです。



2008年09月15日(月)
おいしいお店、若冲

今日は、JR長岡京駅近くの「槐(えんじゅ)」というお店に行きました。
鯛のあら炊きコロッケが特に美味しかった! ゴボウが入ってて、珍しい味わい。あげだし豆腐もサーモンの春巻も、さっぱりしてて美味しい。
食べ過ぎて今、お腹が苦しいです(^^;

大阪市立美術館の常設展で、若冲と応挙の展示をやってるそうです。見に行きたい。
〜10/19(日)まで。
近世写生画 −応挙と若冲−
http://osaka-art.info-museum.net/standing.html



2008年09月14日(日)
「漢のお値段ご融資します」水瀬結月

タイトルと表紙からイロモノ系かと思ってたんですが、話がしっかりしてて面白かったです。
水瀬さんには珍しい、男らしい受で「押忍!」「〜っす」が口癖。
和太鼓への愛情とやる気が感じられるのが良し。
最初の、攻のクール陰険ぶりも良いですね。
巻末のおまけイラストがかわいい。



2008年09月13日(土)
BSマンガ夜話「ハチクロ」

BSマンガ夜話「ハチミツとクローバー」を見ました。
大の大人が、マンガについて熱く語りまくっていて、面白い(笑)
「犬のミドリちゃんの怖い顔は、楳図マンガのようです」という視聴者のコメントに笑いました。

夏目房之介さんの解説も面白かった。
花本先生のセリフが文字化けしてるシーンで、「本来、透明な存在であるはずのセリフが、文字化けとして(竹本君に)認識されてるんですよ! これがハチクロの世界観です!」とか(笑)
コマ割りがいかに変則的かとか、モノローグの多重性、視点移動の激しさとか、気づかなかったことがいっぱいで、勉強になりました。

脚本家・佐藤大さんの、オーバーリアクションな熱い語りも面白い。
ブルートレインのつながりとか、気づかなかったです。なるほど。

岡田斗司夫さんの、「はぐちゃんは創作モンスター」という解説も面白い。
私は恋愛物だと思って読んでたので、最後に花本先生とくっついたのが、何で??という感じだったのですが、創作のための踏み台(言い方悪くてごめんなさい)として選んだと言われると、まぁそうなのかもしれん。

男性陣が「山田は苦手」と声を揃えて言ってはった理由を聞きたかったのですが、はぐちゃんの話に終始してしまって、言及されませんでしたね(^^;

私は、1巻が出たときに、美大のわいわい楽しそうな雰囲気が良いなぁと思って読み始めたのですが、こんなに一般的に人気が出るとは思いませんでした。
細かいコマで情報量が多くて(悪い意味でなく)おたくっぽいというか、マンガを沢山読んでる人が好きそうな漫画だと思っていました。
が、今現在の状況を見ると、おたくっていうより、普通の女子が胸キュン恋愛物として読んでる感じですね。

マンガ夜話を見る度に、私も誰かと一つの作品について語り合いたいなぁと思います。どなたか、チャットでどうですか?(笑)



2008年09月12日(金)
ブックオブジイヤー

あもさんの日記に、「『ダヴィンチ』からブックオブジイヤーを聞かれた」と書かれてましたが、もうそんな時期なのか!

私の今年一番は、「夜は短し歩けよ乙女」(森見登美彦)だと思っていたのですが、「悪人」(吉田修一)を読んで考えが変わりました。今年はこの二冊!
…と言いつつ、池上永一の「テンペスト」(琉球王朝物)が、あらすじだけで超面白そうなので、読んだらまた変わるかもしれないです。
今年は、本の当たり年でした。

BLでは「月も星もない」(久我有加)と、「午前五時のシンデレラ」(いつき朔夜)が1番です。

読み返し回数では「美しいこと」(下)がダントツなのですが、廣末の性格がやっぱりむかつく…。
去年は、全ての本の中で一番が「美しいこと」(上)、一昨年は「箱の中」でした。我ながら、木原信者だ(^^;

今年は、いつき朔夜さんに出会ったのが収穫。「ウミノツキ」以外全部面白かったです(ウミノツキはつまらなくはないけど、合わなかった)。



2008年09月07日(日)
東寺のガラクタ市

東寺のガラクタ市に行ってきました。
11時頃に到着。弘法市に比べて人が少ないので、のんびり見られます。
書をその場で書いて売ってる、浴衣姿の女の子が居て、格好良かった。
切り子のグラスとか和箪笥とか鼻煙壷とか、面白いもの・きれいな物を眺めてるだけで面白いです。
探していた雨下駄も買えました! 1500円。
外国人のお客さんも多くて、熱心に着物を見てはったり。
天気が良くて、東寺の蓮池もきれいでした。



2008年09月06日(土)
「京都老舗―暖簾のこころ」

「京都老舗―暖簾のこころ」(米原有二, 藤田あかり)を読みました。
京都の老舗、36店の歴史が紹介されていて読み応えありました。カラー写真も豊富。
画材屋さんの彩雲堂。流派ごとに絵筆が違うとか、大正〜昭和初期が一番、絵の具の色数が多かったという話、へーと思いました。
木版画専門の出版社とか、柿渋屋さんとか、珍しい職種の話も興味深い。
海老芋と棒鱈を炊いた「いもぼう」、美味しそうvv 
知らないお店も沢山あって、行ってみたくなりました。
「できものと店は大きくなったらつぶれる」「商売は牛のよだれ。細う、長うやらないかん」などの言葉が印象的。
やたらと支店を出したり、異業種に手を広げたりせず、分をわきまえて、本来の商売を守っていくという考えのお店が多くて、京都らしいですね。



2008年09月04日(木)
「他人同士」秀香穂里

仕事描写が濃くて、面白かったです。雑誌編集者の過酷ぶりがリアルだ。BL版働きマンのよう。
その分、ラブ少なめ。恋愛未満な感じで終わってますが、心理描写が丁寧なので読み応え有りました。
秀さんは、これがデビュー作で、元は同人誌で発表してた作品なんですね。上手いなぁ。

顔が良くて仕事のできる、自信満々な主人公が、ルームシェアしてた相手を、酔った勢いで押し倒そうとしたら、立場逆転…という話です。

主人公の自惚れっぷりが揺らぐのが、なかなか楽しいv 相手に惹かれてるのに、心の中でしつこく否定しようとしてたり。無駄無駄(笑)
受に比べると、攻は素直な年下わんこ攻で、いまいち印象が薄い。いつ受を好きになったのか? とか、よく分からないままでした。