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やすみ日記
梅子
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2008年04月30日(水)
ヨエコさん引退

歌手の倉橋ヨエコさんが、アーティストを廃業されるそうです。公式サイトで発表がありました。
ビックリしました。2年ほど前に、たまたまライブを見て、あまりの感情の豊かさに、怖くなるほどで、歌うために生まれてきたような人だと思ったので。その後も、歌声が聞きたくて、何度もライブに足を運びました。
上手いだけではない、こんな身を切るような歌を歌う人は、そうはいないと思います。
去年出たアルバムが、ポップな感じになってて、好みではなかったので、しばらく遠ざかっていたのですが…本当に残念やなぁ。

「図書館戦争」、原作を途中まで読みました。
めちゃ面白い! ラブコメだけじゃなくて、設定もしっかりしてる。司書資格持ってる人や、本の仕事についてる人には、もっと面白いやろなぁ。表現の自由や、社会と本の関わりについて、考えさせられますね。
「図書館の自由に関する宣言」から、こんな話を作ってしまうなんて、作家さんって、発想が豊かやなぁ。

>あもさん
小さい「図書館戦争」、可愛いですね(笑)
私も、実写版・堂上教官は思い浮かばないです〜。



2008年04月28日(月)
図書館戦争

アニメ「図書館戦争」1回目を見ました。
有川浩さんの小説が原作ですが、未読です。どんな話なのかな?と思ってたら…良いツンデレでした!(笑)
堂上教官が、笠原を庇って、犯人に殴られてたところに大注目! いつも厳しい上司が、とっさに主人公を庇うって、王道ですけど、きゅんときました。その後、相変わらずケンカしてる二人が良いです。絵も、スッキリしてて、見やすいですね。

今の職場は、朝礼スピーチが当番制でまわってきます。明日2巡目ですが、ネタがありません。困った。



2008年04月27日(日)
「大正・昭和のブックデザイン」

「大正・昭和のブックデザイン」という画集を見ました。
この時代の装丁って、モダンでおしゃれですね。色数も少ないし、デザインもシンプルなのに、人目を引く。 川端龍子や岸田劉生など、有名画家の手がけた装丁もあって、素敵。
ドイツ・ポスター展でも見かけた、杉浦非水の表紙が、とてもおしゃれでした。かわいー。

大阪市立中央図書館で、「非水図案集」(大正2年発行)を見たのですが、こちらのデザイン画も素敵でした。絵はがきがあったら、買うのに。杉浦非水だけの展覧会、やって欲しいですね。
book
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今日の「新日曜美術館」は、河鍋暁斎でした。再放送、夜8時〜。
博覧会で一等を取った時、「これだけの技量があるのだから、ふざけた絵を描くのはやめなさい」と、審査員に批評されてたのが、可笑しかったです。



2008年04月23日(水)
「マンガノゲンバ」ひうらさとる

昨日の「マンガノゲンバ」、ホタルノヒカリが取り上げられてました。
ひうらさとるさん、美人! おしゃれ! ほわんとした方を想像してましたが、シャープな感じでした。小学校の頃に描いてた漫画、コマ割りがめちゃ上手。
子どもの頃に「レピッシュ」を読んでいたので、長いこと活躍してはるなぁという印象。

ドラマ「おせん」、一回目をチラッと見たのですが、蒼井優ちゃんの着物姿が可愛い。HPにも着こなしが載ってます。居内商店さん等が、衣装提供されてるそうです。

奥津クリーニング店さんに出してた、羽織と襦袢が戻ってきました。
クリーニング代、1キロ2000円+送料です。
古着の羽織で、買ったときから埃っぽかったので、さっぱりしたー。最近付けたシミもあったのですが、きれいになりました。
襦袢は、総絞りのもので、自分でドライクリーニングしてもいいものかどうか、分からなかったので、今回は洗いに出しました。コインランドリーとかでも洗えるのかな?



2008年04月22日(火)
「夢色十夜」

「夢色十夜」全3巻(かわいゆみこ)を読みました。
昭和初期のレトロで優雅な雰囲気が、とても素敵でした。この時代のことをよく調べてはるんやろうな。今市子さんのイラストが、美しくてぴったり。
特にオチのない、不思議な怪談話の連作集です。男二人の関係は匂わす程度。鷹司は、倉さんが好きなんだろうなとは思ったんですが、ハッキリしないまま、終わってしまいました…。
3巻の「横櫛」、玲子さんが幸せになってくれて、本当に良かったです。こういう秘めた恋って、現代では表現できないような奥ゆかしさがあって、良いですね。




2008年04月19日(土)
河鍋暁斎展

絵画の冒険者 暁斎 Kyosai―近代へ架ける橋(京都国立博物館)に行ってきました。

今まで全然知らなかったんですが、なんてユニークで大胆な絵を描く人なんだ。現代に生まれてたら、絶対、漫画家になってるな(笑)歌川国芳+北斎漫画って感じでした。
幕末から明治時代に活躍した画家で、建築家のコンドルも弟子入りしてたそうです。
下絵が沢山残ってて、完成品と見比べるのも、面白い。
屁こき合戦とか、墨つけ合戦とか、アホらしい絵が実にいきいき描かれていて、笑えました。蛙などを擬人化した絵も可笑し〜。
妖怪&動物は愛らしいのに、幽霊の絵は、ゾッとするような怖さでした。羽織の裏の残酷絵も、惨たらしい。
発想の大胆さや、小さな絵から大きな絵に至るまで、変幻自在な筆遣いが素晴らしいです。いやー、凄く面白かった。
27日に、新日曜美術館で特集があります。

行きは、京都駅八条口から、プリンセスラインバスに乗って行きました。空いてて、良かったです。
お昼は、博物館内のカフェでランチを食べました。そんなに混んでないし、安かったです。
着物で見に行ったのですが、他にも着物のお客さんが、結構居はりました。外国人のお客さんもちらほら。
混み具合はまぁまぁ。狩野永徳ほど混雑はしてなかったです。

>これから行かれる方
京阪七条駅の近くの本屋さんで、前売り券売ってました(200円引き)。
ロッカーは外にあるので、ご注意下さい。
館内、クーラーきいてて、ちょっと寒いです。羽織るものがあると良いかも。

帰りは、四条河原町をぶらぶらしました。寿ビルディングに行ってみたのですが、素敵な建物でした。元は、昭和初期の銀行で、今はギャラリーや、児童書専門の本屋さんなどが入ってます。
「ジャパノロジー」を見て、わっぱのお弁当箱が欲しくなったのですが、百貨店で見たら、7千円くらいしました。ぎゃっ。



2008年04月18日(金)
「眩暈」

「眩暈」(五百香ノエル)を読みました。
今まで読んだ五百香さんの中で、一番面白かった。切なく、暗い情感の漂う話で、最後まで目が離せませんでした。
幼なじみの二人が、互いに強く惹かれ合いながらも、すれ違い、別れては出会い…を繰り返す話です。受が、子どもの頃は尊大で性格が悪く、攻を下僕扱いするのですが、大人になるにつれて、関係が変化していく様が見ものです。今市子さんの、しっとりした雰囲気の絵が、よく合ってました。



2008年04月17日(木)
「躯-からだ-」

今日は、「躯-からだ-」(五百香ノエル)を読みました。軽い話かと思わせる出だしでしたが、ラスト近く、凄く重かったです。読み応えがあって、面白かった。力のある作家さんですね。
子どもの頃の傷を引きずる話で、イラストが鳥人ヒロミさんなので、「成層圏の灯」を思い出しました。



2008年04月13日(日)
「なよびかな恋」

「なよびかな恋」(五百香ノエル)を読みました。
面白かったです。 ネットでBL感想日記を書いてる方がいらして、いつも参考にしているのですが、そこで「木原さんぽい」と言われてた作品です。うん、確かに。
妻子持ち(別居中)の男が、自由奔放な年下の同僚に振り回される話。女性が存在感のある役で出てきたり、激情に引きずられて人生が狂う描写とか、「白皙」を思い出します。やまがたさとみさんの、淡い色の表紙がとてもきれい。
『こんなに自分を愛してくれる人は、もう現れない。それは金でも地位でも手に入れることが出来ない。子どもの頃に見た、童話の中にしか存在しないはずだった』
という一文が、じんときました。

「とめはねっ!」3巻(河合克敏)も読みました。
ますます面白くなってきました。
ライバル高の、さわやかで腹黒い勅使河原君が良いですね! のんびりな縁との対比が面白い。
望月さんは相変わらず、縁の気持ちに気づかず、書道のライバルとしか思ってないのも、笑えます。
篆刻や書の甲子園と、色々ネタが出てきたところで、続くになってます。楽しみ。



2008年04月12日(土)
ジャパノロジー

金曜深夜にNHKで放送してる「Begin Japanology」、録画してたのをまとめて見たんですが、「囲碁」の回が面白かったです。やっとルールが分かった(笑)ヒカルの碁も読んでたんですが、ルール知らないままだったんですよ。
ジャパノロジーは、英語で日本文化を紹介する番組で、副音声で日本語が聞けます。
「和菓子」の回、録画し損なって、がっくり。「着物」の回も見たかったなぁ。



2008年04月10日(木)
「番線」久世番子

本に関する仕事を取材した、コミックエッセイです。
本の貸し借り、私も袋にこだわりますよ(笑)国会図書館で本を修復する人や、写植屋さんなど、珍しい仕事の現場が見れて、面白かったです。
校正さんのこだわりっぷりは凄いなー。辞書を作る人は大変そう。教科書、懐かしい! 一箱古本市、楽しそう。
本を愛する気持ちがあふれまくった本でした。



2008年04月09日(水)
「帰宅」剛しいら

本屋大賞、発表になりましたね。一位は伊坂幸太郎氏「ゴールデンスランバー」でした(未読)。二位は近藤史恵さん「サクリファイス」! これは本当におもしろかったです。三位・森見登美彦さん「有頂天家族」(これも未読)。森見さんは、まだ20代なのに、ベストセラー連発で凄いですね。

「帰宅」(剛しいら)読みました。10年前のデビュー作なんですが、凄い完成度! 暗く重い短編ばかりで、読み応えありました。
中学の先輩に銃で脅され、強盗を手伝わされたあげく、逃避行に付き合わされる少年の話。
爆発事故で妻を失い、息子も重傷を負った父親が、退院した息子は入れ替わった他人かもしれないと疑う話(息子は事故で顔が変わってるんです。サスペンス調)。
親友が、自分を恨む遺書を残して自殺した、高校生の話。
の3本です。どれも心理描写が巧みで、短いページに内容がギュッと詰まってます。後書きの、作家になろうと思ったきっかけの話も印象深い。



2008年04月07日(月)
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(桜庭一樹)を読みました。
冒頭からショッキングな新聞記事で始まり、何故こういうことになったのか、回想していきます。

転校生・海野藻屑との出会い。彼女は、嘘つきで変人。空想で塗りつぶした現実を生きています。逆に、主人公のなぎさは、母子家庭でひきこもりの兄を抱え、早く就職して大人になることで、現実を生き抜こうとしています。そんな中学生二人の物語。
可愛い絵柄なのに、恐ろしくシビアで、針で指すような痛みを感じました。子どもの閉塞感ややり切れなさが、ひたひたと胸に迫ります。もう大人の年齢なのに、先生やお母さんよりも、なぎさ達に共感して読みました。
ひきこもりの兄を「貴族」だと言い、庇い続けるなぎさの気持ちは、暖かいけれど、切ないです。藻屑を大事に思いながらも、何もしてれないと嘆く気持ちも。こういう無力でやりきれない気持ちを、忘れたくないものだと思いました。



2008年04月06日(日)
大阪くらしの今昔館「モスリン展」

「大阪くらしの今昔館」に行ってきました。
企画展「モスリン展−ちょっと昔の普段着きもの−」が今日までだった! というのを、今朝思い出したのです。

「大阪くらしの今昔館」自体、初めてで、常設展も面白かったです。
江戸時代の長屋が実物大で再現してあって、写真撮影もOK。途中、雨が降ったりして(音と光だけで表現)、凝ってるなーと思いました。
別の階では、明治〜昭和初期のジオラマが。
明治・大正時代、通天閣の側に「ルナパーク」と言う遊園地があったそうです。知らんかったー。ショップで、ルナパークのペーパークラフトを買いました。組み立てられたら、また報告します(笑)大正時代の大阪の地図もあって、買おうかどうしようか悩みました。

モスリン展。
下着とは思えないほど、鮮やかで凝った柄の襦袢が多かったです。チラッとしか見えない部分なのに、おしゃれだなー。子供の着物は可愛かった。生地を造る工程も展示されてて、興味深い。



2008年04月05日(土)
二条城ライトアップ、根付館

京都 清宗根付館二条城ライトアップに行ってきました。

まずは、阪急大宮駅で降りて、根付館へ。
旧神先家住宅という、江戸時代の武家屋敷で、指定有形文化財になってます。新撰組も分宿したことがあるそうです。
すごくきれいに改装されていて、門から玄関へのアプローチ、更にお庭も美しかったです。接客も丁寧。
現代の作家さんが中心で、古典的なデザインで、女の人や動物を作る人も居れば、食べ物や昆虫ばっかりつくってる人もいて、面白い。細かすぎて、ルーペで見ないと、よく分からないのもあります。器用だなー。
途中、土間でお茶をいただけるスペースがあって、休憩しました。
二階も見て、全部で30分くらい。建物も美しくて、良かったです。

7時すぎに二条城へ行くと、もの凄い行列が! こんなに人が居る二条城を見たのは初めてです。でも、結構さくさく動いて、まもなく券売機に到着。
今回は、洋装の友達と一緒なので並びましたが、和装の方は無料なので、並ばずに入れます。

中は、桜が満開でした。白く照らされる桜が、幻想的できれい。写真では、美しさを再現できないのが残念です。特に、桜のトンネルみたいになっている道が、素敵でした。
くみさんは、休憩所で、お能のトランプを買ってはりました。一枚一枚絵柄が違ってて、ジョーカーが鬼なんですよ! なるほど。

行きのバスはギュウ詰めで、帰りも混んでて、バス停に着いたのに降りられなくて、一度ドアを閉められてしまいました。他の方が「降ります!」って叫んだので、開けてくれましたが(^^;
桜の時期に京都に来る方は、歩ける距離なら、ご自分で歩いた方がよろしいかもしれません。

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くみさんに、「ちりとてちん」に萌えましたvと言う話をしたら、くみさんのお友達の作家さん、更にその友達の漫画家さんもハマってらっしゃるそうです。BL界では有名なのか!? その漫画家さんのちりとて絵がとっても見てみたいです。

くみさんは、小説を書くとき、話が映像で浮かぶそうです。くみさんのお友達の作家さんは、「ラジオ型」だそうで、人それぞれで興味深いなーと思いました。他の作家さんはどうなのか、聞いてみたいですね。