ここしばらく、木原音瀬さんを集めていてたので、本になってる分は、ほぼ全部読めちゃいそうです(「プレイス」だけ手に入ってないんですが)。今日も木原さん日記。
「あいの、うた」 芸能物なのに、地味でシビアな話でした。→雑誌は廃刊。バンドは事務所と契約切れって。←わあ、なんて救いのない。でも、最後の、恋の成就には、ちょっと気持ちが温かくなりました。 曲の感想を言ったら殴りかかってきた、バンドのボーカル・久保山を指して、「ミュージシャンは滑稽なほど、自分の曲に自信を持ってる。だが、聞き手に伝わらなければ誇大妄想に終わる」と評してるところが、きっつー…と思いました。だから、ある音楽に共感する人間には、相手への「受け皿」がある。というようなことが書いてあって、なるほどと。 久保山を、最初、周りの見えない勝手な人だと思ってたのに、最後はだんだん可愛く思えてきた。小菅が、井上に失恋するくだり、現実にありそうな状況で、胸が痛くなりました。
「ROSE GARDEN」1・2巻 天使と悪魔の話なんですが、天使がごっつう人でなし。献身的な悪魔にたいして、やってもらって当然の態度で。横っ面をはり倒したい気分。→天使のために、大けがを負って、更に羽まであげようとした悪魔が、騙されたと知った後も「…でも、生きててくれるならいい」←という場面で泣きそうになりました。 ほとんど恋愛以外のエピソードなので、「グリム童話風ちょっといい話」になってました。萌えはないけど、凄く良かったです。BLというより、善悪とは何か? 人を見かけで判断して良いのか? ということを突きつけてくる話でした。 心優しい娼婦・クローディアのエピソードが好き。ええ話や〜。→しかし、私はクローディアが助かると信じてた…だって、これで死んだらあんまりやろ?と。天使の力でどうにかならんの!?って、なりませんでしたね…。けど、あの性格の悪かった天使が、自分の羽をもぎ取ってでも、クローディアの魂を天国に送ろうとしたことに感動。←
ところで、Don't Warry mamaがCD化されるそうですね。音でどうやってデブさんを表現するんだろう。
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