映画「北京ヴァイオリン」を見てきました。田舎から出てきた親子が、息子をヴァイオリニストにすべく奮闘…というお話なのですが、父の息子溺愛ぶりに涙と笑い。息子への手編みセーターに音符模様を入れてみたり、駅前で10分間見失っただけで警察に通報したり…(笑)あれだけ頼み込んで弟子にしてもらったくせに他の先生にあっさり乗り換えたり、ユイ先生を呼び戻してくれた途端、リリさんに「あんたはいい人だ」と言ったり、お父さんの世界は息子中心に回ってます。息子役の子も、生意気で脆く、普通の13歳らしくてかわいかったです。「僕を捨てないでね」って言うくだりは泣けましたよー。最後の駅の回想シーンもジーンときました。チアン先生も、部屋は汚いし失恋は引きずってるし、情けないんだけど、音楽を心から愛するいい先生でした。ライバルの女の子も印象深い(部屋にカードキャプターさくらのポスターが貼ってあったのが気になる/笑)「私の音楽には心がないって言ってたけどユイ先生の方がよっぽど無いわ!」という啖呵が見事でした。
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