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■ どうしてだろう
今は特に、あまり考えるべきではない事なのだとわかってはいるんですが。 ほんの少しのキッカケでも、考え至ってしまうわけで。
「どうしてだろう?」 って思い始めたら最後。
堰が切れたように、勝手に涙が出てくる。
自分自身それにビックリして、動揺して、余計涙が出てくる。
困ったことに、場所や時間帯は全くのランダムで。 事務の仕事をしていてもいきなり目に涙がたまるし、電車に乗ってる時とか、本屋さんをうろついている時とか、もちろん学校でも。
とにかく無差別に。
どうしてだろう、どうしてだろう。 あの人に纏(まつ)わる全ての事象が、疑問だ。
始まりは「あれは本当に現実に起こったことなんだろうか?」から。 タチの悪い夢じゃないかとか、そんな次元から。
行き着く先は「どうしてこうなるまで付き合い続けたのか」「私は何がしたかったのか」まで。
どうしてだろう。 どうして4ヶ月の間、何度も何度も別れる機会があったのに別れなかったんだろう。
「尋常」ではない兆候なら、付き合い始めて1週間と経たないうちにあった。 「暗い影」なら2度目に会った時から薄々感じていた。
どうしてだろう。 どうして自分の力だけではどうすることも出来ず、周囲に負担をかけ、挙句警察に駆け込まなくてはならないほど想い詰めてしまったんだろう。
「嫌い」と思えるキッカケなんていくらでもあった。 でも、想いが冷めるスイッチがどうしても発動しなかった。 あの人を想う分だけ、自分らしさが欠落していくのを自覚してたのに、どうして想うことにばかりエネルギーを注いでしまったんだろう。
どうしてだろう。
どうしてだよ。
心を患っていたあの人の、到底理解できない理論を敵わない力と罵詈雑言で押さえ込まれる度に、自分自身のモラルとか当たり前のこと、「一般的」なことすら崩れていく感覚があった。
だんだん私も染まっていって、こう考えるようになる。
「間違って生きてきたのは私なのだろうか?」
100人に聞いたら「それは絶対おかしい」って言われる自信があったことでさえ、私は不安に思うようになった。
「もしかして、おかしくないのか?」
――――――社会から逸脱しているのは、私か?
・・・違うだろう? まだ社会人として世に出ていない私だからって、 「あんなこと」を言われて仕方がないハズが、ないだろう?
どうしていとも容易く私を破壊してくるんだ。
今もこれからも長い長い時間、きっとこれらの疑問に苛まれる。 常人が「考えられる範囲での悲劇」程度なんかで済むなら、そっちの方がまだ良かったよ。
悔しい。 ここまで悩まなくてはいけない理由なんて、何処かにあるなら誰か教えて欲しい。
同時に、他に悔しいと思っていることがあるんじゃないかって、引っ掛かりを覚えた。 それが自問に答えを与えてくれるような気もする。
いつか、気がつけるだろうか。 気がつけたら、こうやって泣かずに済むだろうか。
2005年05月05日(木)
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