やさぐれ日記・跡地
アルティーナ



 白状

昨日の日記に関連して。
この場に限って白状してしまうと、実は彼氏さんとの付き合いはまだ続いてるのですよ。

一度は別れたことになってるんですが、ヨリを戻したと言うか。

こうやって事実書いただけでも、相当呆れられそうなんですけど。
関係が続くことになった経緯は書くと非常に長くなり、全部書けるかわかりませんが。
少なくとも、断ち切らなかった理由だけはせめて述べておこうかと思います。


手を上げられた後、自身が1番戸惑ったのが、「スイッチが入らなかったこと」です。
『1度でも殴られたりしたら、どんな理由にせよ別れる』
自分の中に引いていたラインにばっちり触れたのに、それでも想いが冷めるスイッチが発動しなかったと言うか。

今まで他のラインに抵触して、1夜でコロッとスイッチが入った前例があるので、今回もと思っていたんですね。
それなのに。

正直、自己嫌悪どころの話じゃありませんでした。

(どうしてだろう、殴られてもなお気持ちが途切れないほど、私は泥沼的な恋をしちゃったんだろうか)

(こんなに自分は依存症だったんだろうか、いつの間にか何処かが狂ってしまったんじゃないだろうか)

とか。
周囲にどれほど言われても、スイッチが入らないんです。
『自覚していた自身のことから反している』
『ありえない自分が存在している』
これにはかなり苦しめられました。

もぅ入らないものは仕方がない、更に時間が経つのを待つしかない、と考え至るまでにかなりの時間を要して。
そんな折に、突然彼から電話がきました。

聞けば、あの仕事人間がもう数日会社に行っていない、と言うのです。
家に居るのかと聞けば、ずっと帰っていないと言う。
まるで浮浪者みたいにただ時間に流されて生きていたんですね。

実はこっそり勤め先に電話してみたんですが、やはりずっと欠勤になっているそうで。

とても呆れました。
私との関係が破綻してそんな状態になってしまうなら、どうしてあんなことをしたのか。
などと、誰もが当然思うであろうことを考えました。

私を失ったことで自分を見失ってしまうほど、私に執着があるのなら。
どうしてその執着を「暴力」で表現したり試したりしたのか。
良いことなんて何1つないのに。
貴方は私に手を上げることで、自虐的になり、何も満たされない。
手を上げられた私もまた、精神的に傷を負う。

ただ、それだけなのに。

同時に悔しかったです。
私とこれだけ深く関わったのに、彼は何ら「過去」だとか「痛み」だとかが癒されるどころか、更に傷が増しているように見えました。
私と出会ったのは、付き合ったのは、全て無駄だったんでしょうか。

出会わなかった方が良かったんでしょうか。


で、意地が生まれちゃったんですね。
自分が出会った人全てを幸せに出来る、なんてことは更々思っていないし、そうしたいとも思いませんが。
どんな形にせよ、私との出会いを無駄にして欲しくなかったんですね。
種まく土壌を持たない彼に、それでも種をまいて「変わるキッカケ」を作りたかった。
土壌が必要なら、私が与えられる範囲で与えよう。
水が必要なら、与えられる範囲でまこう。
それ故に自分が傷つくかどうかとかは、この際あまり気になることではなくて。

偽善、と言われるかも知れませんが。
単なる善意なんかじゃなくて、自虐でもなくて、単なる自分の意地で。
最終的に別れることになっても上手くいったとしても、私と出会えて良かった、って絶対思わせてみせる。

そういう決意の糸が自分の胸に張られてしまった以上、糸が切れるまではどうにもならないんだろうなぁと。

覚悟を決めてしまったら、あとは行動するだけで。
今に至るわけです。

すげー悶着ありましたけど。(彼とね
いや今もありますけど。

以前のように無理すぎる無理をするのはやめたので。
まぁ経験したことがなかったことを経験した故に、そう思い至ったわけですが。
「まろやかボイス」にも書きましたが、いつも通りの私にほぼ戻っている状態なので、今は彼と一緒に居てもそれなりに自分らしく居られるようです。

ので、大丈夫かな。
今のところは。


(中略)←アップ時に読み返して、削除しちゃった。

そんなこんなで。
ほとんど経緯も理由も書いちゃったんですが。

読者の皆さんが納得出来る内容だとぁー思っちゃいませんけど、意地の部分はまぁ、私らしいなー程度に(ダメ
傷つくのも幸せになるのも、全部自分の責任のもとで、全部自分で決めて、全部自分で受け止めたかったのですよ。

なーんて殊勝な書き方したって、「やれやれ」と思われちゃうような事なんですけどね。


明日は自身の傲慢さについて書こうかなっと。


2005年03月18日(金)
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