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■ 当分
読んだり観たりメモとなる予定、となると前回のようなタイトルは実に具合が悪いというわけです。延々同じタイトルが続くことになりかねません。 さてどうしたものか。
淡々と細切れ読書を続けているので特に変化はありませんが、前回書き忘れていた1冊。
▼大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!』(PARCO出版、2004) 冒頭に「ひと目でわかる文学賞マップ」というのが載っています。現代小説のジャンルを〈ミステリ系〉〈ホラー系〉〈SF・ファンタジー系〉〈歴史時代小説系〉〈中間小説系〉〈文芸誌系〉に分けて、それぞれの文学賞の傾向とか審査について「斬」る、という本です。小説家になりたい人が傾向と対策を立てるための本ではなくて(それ方面の訳に立たないわけではないけれど)、文芸賞という観点から見たブックガイド、あるいは文芸・文壇評論として位置づけられる1冊です。 誰が・どのように審査するかによって賞の性格は変わります。当然といえば当然ながら。現時点では〈文芸誌系〉〈中間小説系〉に関した章のみを摘読しただけですが、こういうことを正面切って、しかも実名で書くっていうのは大変なのかなー、大変なんだろうなー、とうっすら思ったりもしました。 「斬り!」と言いながら、小説に対して斜に構えていないし、読後感が非常に爽快です。なんでも好き嫌いせず読もう!(出来るのか?)>自分
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Nさんよりおはがき。絵は、ディック・ブルーナ描くぶたのうたこさん。 以下私信。ブルーナ描く猫はこちら。 ▼『こねこのねる』 http://www.fukuinkan.co.jp/bookdetail.jsp?isbn=4-8340-0169-5 いわゆる猫目がちょっと邪険な感じ。
2004年09月07日(火)
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