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■ 数える
紙の枚数を数えながら、なんだか指先の具合が悪いなあと思った。もしかして、と思い、手元にあったお手ふきで指をしめらせてめくってみると、案の定、たいへん数えやすかった。面白いくらいに。 かつて、中学や高校のとき、担任の先生が定期試験の答案を配るのに指先をぺろっとなめたりするので、いやだー、とブーイングをあげていたものだが、うむー、とうとう私もそういう年になってしまったのかと思う。もともと乾燥肌ではあるにせよ。 しかしさすがに指をなめる気にはならない(切手の裏をなめるのもいやなのだ)。
他にもいろいろ数える1日だった。
先日、山の方におつかいに行ったら、「おてま(手間賃あるいは駄賃)」にそばポン菓子と干し大根をもらった。切り干し大根のような千切りではなく、スライサーで薄くしたような、ほどよい大きさのものだ。 そばポン菓子はそのままパクパクおやつになった。
ある日。 干し大根は煮物にしようと思い、ぬるま湯につけて出かけた。
帰ってきたら干し大根はちゃんと戻っていた。 試しに1枚食べてみたら、これが独特の歯ごたえがあっておいしい。塩辛くないたくあん漬けといおうか。煮る前にポリポリ、ポリポリやっていた。どうかするとこのままうっかりポリポリ行きそうないきおいだったので、これはいかんと思い、水を換えて火にかけ、適宜茹でた。好みだけれど、いったん茹でておくとひなびた感じが薄らぐし、味もしみやすいような気がする。 しかしその時は時間がなかったのでゆったり茹でるということはしないで、さっさと切り上げた。 あとはまあ普通に切り干し大根の煮物を作るような感じでいいのだけれど、今日は豚挽肉が少しあったので(昨日の麻婆茄子の残り)使った。鍋に油をひき、刻んだりおろしたりした生姜と共にしばらく熱する。そこに豚挽肉を入れ、火が通ったらお酒と醤油を投入する。次に戻した干し大根(やら人参やらお好みで)を入れて水をひたひたに入れて落としぶたをして煮る。お好みでお酒多めでも。だしは挽肉から出る。 これも目先が変わっていいもの。
2004年02月11日(水)
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