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■ 土・日
土曜日。 久しぶりに揃って犬カフェに行くぞ、と言っていたのだけれど、りー氏の方がちょっと無理っぽかったので中止。 結局、遅くまでやっている(初めての)お店に入り、私だけお酒を飲んで(鬼)、ごはんを食べました。飲み会グループが後ろでものすごおおくうるさかったです。
それで、雑に注がれた、2杯目の、ジュースみたいに甘いワインを私だけ飲みながら、どういう文脈からだったのかはすっかり忘れてしまったけれど、負け犬と勝ち犬の話をしました。よそ様で話題になった酒井順子『負け犬の遠吠え』(講談社、2003)のことです。負け犬だの勝ち犬だの、赤瀬川原平の「老人力」同様に誤った了解のされ方(例えば、老人力で今日もハッスル、とかいうのは間違った使い方ですな)をしそうなタームだろうなあ、と思ってしまいます。 りー氏が興味を示したので、今家にあるよ(借りてきてある)と伝えました。こないだの裏技のおかげでもう手元にあるのです。
裏技なんてものではない、単に図書館のサービスを有効利用しているだけです。 某日、この本が読みたいと思って所在確認をしたところ、市立図書館では予約待ち11とありました。こんな状態ではいつになるんだかわかったもんじゃない、というわけで、県立図書館に取り寄せリクエストをかけました。 もし県立図書館で所蔵していたらこちらでも(たぶん)延々待ち続けるしかなかったのだろうけれど、幸か不幸か県立では所蔵していませんでした。それで県内公立図書館に横断蔵書検索をかけて、ふむふむ、干し柿町(仮)立図書館所蔵本は誰も借りていないな、ということは比較的すぐ手に入るだろう、と当たりをつけ、何も知らない顔をして県立図書館のカウンターにお願いしに行ったというわけなのでした。
そして帰宅後、早速りー氏は読書。 酒井さんの著作は初めてのようです。どうよ? とたずねたら、 「なんかナベゾ(渡辺和博)みたい」とまずは一言。 ああ、そうかも。泉麻人がやった女子大生分析を見て、これなら私も出来る、って女子高生版のを書いて送ったのがデビューのきっかけだから。 「なるほどねー。マル金とかマルビとかそういう流れなんだな」(懐かしいー) デビューは「オリーブ」誌上、アボワール徳川先生(=泉麻人)の愛弟子・マーガレット酒井先生、というふれこみだったような(懐かしいー)。もっとも、デビューこそオリーブでしたが、デビュー前のご本人はむしろmcシスター派だった、とどこかで告白されていたように思います。そう言われれば確かにビミョーにオリーブっぽくない。いや、オリーブ少女(笑)に毒がない、というわけではなくて。
日曜日。 車を運転するのはうまくないけど好きだったりします(一番タチが悪い)。とはいえ、目新しくなく、しかもそこそこ長めの距離を走っていたりするとちょっとうんざりすることもあります。 最近また音楽を聴くのが楽しくなっていて、さっきカーステのCDチェンジャーに新しいのを数枚、セットしました。夜、R359とか北陸道の小杉〜富山間を走っていると、一瞬、富山市街がキラキラ光って見えるカーブがあります。そんな場所をひとりで走りながらある種の好きな音がきこえてくると、なんだかタイムワープしたような、ものすごく幸せな気持になります。 そう思ったら明日も恐くないぞ。
2004年02月01日(日)
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