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■ 常の心得
夕方。 仕事が早く終わり、駐車場に向かっていくと、向こうから黒い子猫(と、その時は見えた)が歩いてきた。 にゃんこさーん(誰でも「にゃんこさん」かい)、と思いつつ、しゃがんでみると、あっさり近づいてきたので、なでてみる。実家の近所の熊猫といい、黒猫っていうのは人懐っこいのだろうか。のいはこんなじゃなかったぞ(ま、数日で慣れたけど。えさをやったから)。 食べ物をねだるそぶりをしたので、少し考えて、小分けになっているドライフードをやった。これは車の中に常備しているのだが、ニュイカフェにやってくる猫以外にやったのははじめてである。 少し考えて、というのは、こちらの気まぐれでえさをやって、その後猫が徘徊するようになったらどうだろうか、と思ったからだ。みんながみんな猫好きなわけではない。考えた結果、コンスタントにえさをもらえる環境だろうと判断したという次第。 黒猫ががつがつとえさを食べる様子をしゃがんで見ていたら、仕事先の、お顔だけは存じ上げている外国人男性が近づいてきて「ワタシノ猫ミタイデスネ」と言って、“Blacky”と、その猫を呼びつつ、じゃらしていた。黒ちゃんってことだな。 あとでちょっと調べたらこの仕事先には2匹のノラ猫がいるらしく、ちゃんと気にかけているスタッフの方もあるようだった。黒猫はメスだったのだけれど、ちゃんと避妊手術もしてあるらしい。しかも、身体が小さいのでてっきり子猫だとばかり思っていたが、どうも2歳か3歳くらいにはなっているらしい。推定体重はのいの約半分?
その後、生協の共同購入の品物を取りに行って、実家で分けていると、電話がかかってきた。 今日は祖父の命日なので、お寺さんがいらっしゃる日なのだった。いつもなら祖母がいるのだけれど、叔母のところへ行っているので共働きの家には誰もいなくて、のいがいるから鍵がかかっているし(鍵がかかっていなければ中に入ってお経をあげていってもらうこともアリ、というのは田舎ならでは)。お寺さんは、いったん帰ってきたけれどどうしましょうか、とのこと。母は忙しいし、とっさに、「では今から来てください」と言ってみた。 が、お布施はどのくらい包めばいいのか? とりあえず母に聞いてみようと思って職場に電話したら、母は出かけていて留守だった。携帯もつながらず。たまたま電話に出た知り合いにアドバイスを受けつつ、さー困ったな、と思った。 こういう時はばあちゃんに聞けばよいのだ。福岡の叔母の家に電話をかけ、祖母にかわってもらって問題は解決。仏壇の花を生けかえ、お供えのお菓子とお茶菓子とお茶をバタバタと準備した。 私がバタバタしていたらのいも一緒にバタバタ走っていた。
こういう時に普段の心得が出るんだよな。私は何事も雑でいけない。 それから、りー実家の命日(お寺さんがいらっしゃる日)くらいは聞いておこうと思った。
26日の午後にはばあちゃんが帰ってくるからね。>のい
2003年04月15日(火)
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