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■ 目の仕事
目を酷使していると思うことの多い昨今。 目が、と殊更に感ずるのは、あまりいいことではないのだろう。確かに疲れている。 胃の調子がよいとき「ここに胃があります」とは思わないように。
県立図書館へ。 特殊文庫の資料を閲覧したら、「バーコード入力していない本については、閲覧願を書いていただくことになりました」と、書類を書かされた。といっても何も特殊な物事ではなく、公立図書館における貴重書の閲覧手続きとしてはむしろそちらの方が一般的だ。しかし以前が極めて楽(手続きとしては書庫内にある本の出納と同じ)だっただけに、紙切れ一枚とは言え、むむ、という気持になる(わがまま)。 この種の本の複写は今まで通り出来るんだろうか? マイクロ撮影のみ後日渡し、とかになったら面倒だな、と思いつつ(わがまま)、これもありがち。 感謝して適切に閲覧利用し恩恵に預かりましょう。
閲覧室で普通に話をしたり電話をしたりするおっちゃんやカップル。目につき耳に障り気になってしまうのは久しぶりのせいか。 まあそんなことで目くじらを立てても、と思わなくもないが、同じ机で勉強したり調べ物をしたりしている人はたまらんだろう(私にもそのような経験はある)。スマートに注意するのも難しいし。注意する方が気を遣うなんておかしいんだけど。
いやしかし、注意する方が悪者になりがちなところはある、概して。
単純な作業をしているだけなのだがあっという間に時間が過ぎた(スタートが遅かったせいもある)。 個人的な楽しみの本もながめてみる。 ぴょんたさんから届いた猫のお茶会の絵はがき(“THE CATS HAVE COME TO TEA”by Kate Greenaway“MARIGOLD GARDEN”)がとてもかわいらしかったので、図書館でケイト・グリーナウェイの本を探してみる。『マリーゴールド・ガーデン』と、それから『花言葉』『窓の下で』の3冊が所蔵されていた(和書のみ検索)。『花言葉』は白泉社、その他の2冊は新書館から出ていて(ほー!)、翻訳はいずれも岸田理生という人(あまり詳しくないけれど、演劇の人か)による。 印刷は必ずしもよいとは言えないのかも知れないが、あちらの、昔の本の雰囲気は出ているのかもしれない。銀杏書房@国立(洋書専門の古書店。絵本などは新本もおいている)あたりに原書がありそうな雰囲気。
こういう本に小さい頃から慣れ親しんだりすると、児童文学を経てそのうちイギリス文学が好きになったりするのかな。 そんな私は、最近ようやく外に目が向きつつある。
2003年01月16日(木)
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