days;flower-bird-wind-moon
みんみん



 新メニュー

朝刊に家庭教師先の生徒が載っていた。県商工会議所主催の珠算大会で優勝したのだ。そういえば昨日は大会だと言っていた。田舎では、それも地域面のけっこうな記事になる。けっこうフォントは大きい。
たまたま今日が行く日だったので(例外的に)、お祝いに小さな焼き菓子を買う。

夜。私にしては遅く帰ってきたので、晩ご飯は簡単にしたくて、昨日Pちゃんにもらった稲庭うどん。鶏なんばん風あつあつのつけ汁を作り、麺を茹でる。と同時にチャンジャでビールを始めるりー氏。
出来上がって、りー氏はつけ汁で、私は冷たいつゆで。
鶏もも肉の脂に負けないように、味は少し甘めにした方がいい気がして、みりんとしょうゆをしっかり入れた。鶏と長ねぎを入れて少しぐつぐつ煮たら、いい具合に仕上がったらしく、りー氏がひどくよろこんでいた。めったに褒めないからこれは珍しいのだ。ツルツル食べているうちに足りなくなって、更に氷見うどん(細めん)を1人前茹でる。
こういうのってたぶん普通の家では休日のお昼ご飯メニューなのかも知れないが、うちではなんだか晩ご飯にもなってしまう。好評だったので今後もメニューとなる予定(つけ汁の味が問題。適当に入れて適当に作っているから)。
りー氏にとっての稲庭うどんのイメージは、この、鶏なんばん風熱いつけ汁と一緒に、というものらしい。私は、なめこの冷たいつけ汁か、さもなくば普通の冷たいつゆか。稲庭うどんと氷見うどんと連続して食べると、微妙に違いがあるようで、面白い。
それにしても稲庭うどんはたった2〜3分で茹だるのだ。普通乾麺のうどんはこうはいかない。スバラシイ。

日曜日、二日酔いの翌朝、シコシコしたうどんがとっても食べたくなった。口の中のイメージまではっきり出来た。うーん食べたい食べたい食べたいぞ、それにしても口当たりまではっきり認識できるうどんって、どこかで食べたんだな、どこだっけ、と考えて、そうだ、夏に友人が打ってくれたんだ、と思い出した。
四国在住の、と言っても讃岐の国ではなく、伊予松山在住の友人が打ってくれたうどん。夏、彼の実家(富山)に行ったとき、茹でてもらって食べたのだが、ちょっと固めになっちゃったかも、といいつつ、なぜかやみつきで、とてもおいしかった。
自分でも打てばいいのか。讃岐の国出身の友人に打ち方のコツを尋ねてみよう。

珍しい人と今までにない話。
その時はふんふんなるほど面白い悪くないではないか、と思っていたが、後で、ちょっと待てよそりゃ調子よくないか?という気もしてきた。すぐに判断できることもあるけれど、後でじわーっといろいろわかってくることも私にはよくあるのだ(で遅れて憤怒したりとか)。
まあしかし事実はひとつだ。白か黒かではなく、その時々で必ず何れかの階層にある色調である、という点において。グラデーションの中のどこか一点。
そんなこともありまさぁね(江戸っ子風に)。とりあえず、今度話す機会があれば、後で思ったことも言おう(たとえ後になっても、なるべく、思ったことは直接言いたい)。

コンビニに売っているハーゲンダッツのアイスクリーム、今季より「メイプルウォールナッツ」が仲間入りらしい。
ショップでは売っているが、コンビニにはなかった。りー氏はこれが大好きで、秋冬(しか売ってないのだ)になると、いちばん近いハーゲンダッツのショップ(金沢は有松にある)でパイント買いをして、大事に大事に食べていた。でも大事にしすぎていつの間にかさっさと食べられていたりもする。凍っているとは言え、アイスも生モノだよ。
コンビニに行くついでに、
「ハーゲンダッツのアイスクリーム買ってきて、紅茶か抹茶」
と言われて、紅茶はなかったが抹茶はあって、そのかわりにメイプルウォールナッツがあった、と2種類買ってきた時のりー氏のあのうれしそうな顔と、声。

2002年09月17日(火)
初日 最新 目次 MAIL HOME