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■ 土曜日
地蔵盆。
友達がフリーマーケットに参加するというので、りー氏と行ってみた。 会場はある会社の駐車場。宣伝を兼ねた、こじんまりとしたフリーマーケットだった。友人はその会社とは全く関係がないが、出店料が無料らしい。 お客になろうと思って行ったのだけれど、たぶんメインであろうと思われる商品を買い占めてしまったら、商売上がったりだろうと思い、予約をすることにした。後日作ってもらうか、もし残っていたらそのまま買うという風に。 向いは手作り子供服のお店で、カジュアルな感じの洋服が並んでいた。子供服はもともと好きなので、つい目が行ってしまい、2歳の甥っ子のために(という大義名分で)カーキ色の長袖Tシャツと、紺とグレーのボーダー柄のカーディガンを買った。 Tシャツは後ろの襟元に布地の切替えがあり、カーディガンはフリース製。フリーマーケット価格としては高めなのかも知れないけれど、子供服の相場としてはたいへんにリーズナブル。 将来自分のお店を開くためにがんばっているのだそう。
それから本屋さんに行ったらお昼になってしまったので、街中にご飯を食べに行く。 本格フランス菓子も揃う喫茶店・カリンへ。
裏通りの雑居ビルに猫がねそべっていた。白地に、うすい灰色とやわらかい茶色のトラ模様。 道に面したところにトレイがあり、キャットフードが置いてあった。水を入れる容器は、いちいち洗っていないのか、どう見ても衛生的だとはいえない雰囲気。実のところ猫もちょっとうす汚れた感じなのだった。単に昼だからなのか病気なのかお年なのかわからないけれどねそべっていた。誰かが世話をしているのだろう。 「すげー病気持ってそー」 と言いつつめざとく立ち止まるりー氏。
実家の周りにも、近所の家でえさをもらっている野良猫がいて、うちの庭なども徘徊している。非常にタフな顔つきをしているその猫は、時々、実家の網戸越しに、のいを威嚇してくるらしい。しかものいと同じ茶トラ猫。 家族としては、心配だからのいはやっぱり外には出さないでおこう、という思いがますます強くなる。そして、どうしても野良猫の方を追い払うというかっこうになってしまう。たぶん私が同じ状況に置かれていたとしてもそうなるのだろう。 でもこれって猫好きとしてはつらいなあ。のいはもちろんかわいいけれど、見知らぬ猫だって、街中で遭遇したらうれしいのになあ。
自分とその周りだけよければというのはいやだ(と言いつつ自己中心的でもある自分)。でも、自分とその周りを守ることも必要だという矛盾。
もっとも今日の猫は寝ていたし、離れたところから見ていただけ。私の方もまだまだ猫経験が足りない。
いったん帰宅後、図書館。 淡々とだらだらと。
『ねこに未来はない』(長田弘)を読んだら、これくらいのスタンスで、あ、もうちょっと「守ってあげ」られるような感じで、猫とつきあえたらいいなと思った。 いや、「守ってあげる」だなんて。そんな。
2002年08月24日(土)
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