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■ 好き・嫌い
食べ物の好き嫌いを前面に出すのはよくない、と思っています。 もちろん私にも好き嫌いはあるのだけれど(りー氏にも。それぞれ違った意味合いで強固)、父には「好き嫌いはわがままだ」と言われてきたし、子供の頃、泊まり学習などで珍しく外でご飯を食べて、あれがマズイだの(食堂のおばちゃんがにらんだの)何だの言っている同級生を見て、言えはしなかったけれどやなかんじー、思っていたし(心の中でそう思う私もやなかんじー。笑)。 # 「なんて田舎っぽいんだろう」というような感覚。 # 別に田舎をさげすむわけでも、私が都会的だという # わけでもなくて、自分の世間知らずを正当化する # ようなところがすごくいやだった。 # それを「田舎っぽい」と言ってみる。 言うならなるべくやんわりと、と思っています。りー氏の「嫌い」はもっと容赦がない。
嗜好が一般的かどうか、という問題もあるだけれど、「それ」が好きな人もあるのに、嗜好を否定するようなことはとても出来ない。そんなおこがましいものか? 嗜好なんて始まりは個人的なものなのだ、ということを自覚すべきだ、と思うことがあります。 お互いに。
もっとも、やんわりと表現しているからといってゆるやかな感情であるとは、まったく限らないのですが。
夜、映画を観に行きました。 その前に腹ごしらえで、いまふうな中華料理屋(中華の麺類と丼類の専門店)に入りました。りー氏は高菜&鶏そば、私はのりがたくさん入ったラーメンを頼みました。
待っている間に、りー氏が頻りにある方向を促します。見ると、お店の人が大きなお椀状のもので「味○素」をごっそり容器に移し替えているところでした。 いや、中華料理というのはもともと化学調味料を多用すると聞いているし、私も味○素ずばりそのものを使うことこそないけれど、使われたものを食べることはあるし、家にある調味料にもきっとたくさん入っているに違いないのです。だから少しくらいは。 しかしまるで小麦粉かお米か何かをはかるみたいな量(段ボール箱に入っていた)を遠目に見ると、さすがにげんなりです。
だからというわけではないのでしょうけれども、ラーメンはおいしくありませんでした。 いや、以前にもオープンしたての頃に入ったことはあって、その時は別段何も感じなかったのです。だけど今回は塩素くさいにおいが気になって、それでもがんばって食べたけど、どうしてもスープをまともに飲む気にはなれませんでした。 りー氏も黙って食べています。が、「鶏そば」の鶏を残し気味なところを見ると、好きな鶏ではなかったのでしょう。
出がけにりー氏が自分のほうのスープを飲むように勧めました。 でも私は自分のでせいいっぱいだったので、いらない、と。
お会計をして出ました。 外に出て、私が、ちょっと、もういいやってかんじ、と言うのと、りー氏が「甘かったー」と言うのと、ほぼ同時でした。 りー氏の食べたほうのスープは、まるでジュースか何かのように甘かったとか。りー氏は甘い「食事」が好きではありません(甘いもの・お菓子などの類が嫌いなわけではない)。 なんか塩素くさくて。 「それ麺のにおいやろ」 ふーん・・・まあでもどっちにしてももう行かない。「うん」
映画の上映時刻まで間があったので、本屋さんをふらふらしていたら、りー母@ウォーキング中に遭遇(りー実家とはわりに近い場所にある)。
さて映画は例の(=富山が舞台の)『釣りバカ日誌13』です。 身近な風景が多々映ったり、知っている人が出ていたり、細かいネタがわかるのでクエスチョンマークなしに見られます。あるいはかくれんぼで何かを捜しているよう。そういう意味ではまさに娯楽です。 小澤征悦の富山弁がいちばん危なげない感じ(地元の人はまったくこういう見方をするから・・・笑)。あとはデフォルメ気味(特に岡本信人@番頭さん。笑)。 それからスーさん(三國連太郎)しぶー。じじい好きの血が(笑)。こないだテレビで見たパート1の雰囲気とは全然違います。
2002年08月12日(月)
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