days;flower-bird-wind-moon
みんみん



 緑の山々

今日はフェーン現象でした。
台風の影響です。むわーっと暑い。
富山は、北に海(富山湾)・中央に平野(富山平野)・南に山(北アルプス他)、という地理的環境にあります。見える山の形は県内でも場所によって異なりますが、富山県のほぼ中央部で育った私にとっては、山と言えば立山連峰がどーんと屏風のようにそびえているというイメージがあります。
夏になると北アルプス山頂の雪は解け、山は白から緑へと夏の色に変わります。しかし、緑の山々をはっきりと目にすることはあまりありません。どういうわけか、夏の山は靄っていて、一枚何か薄いヴェールを纏ったようにしか見えないのです。
しかしフェーン現象の日は別です。

フェーン
(アルプス地方でつけられた名称) おろしの一種。山腹から吹きおろす乾燥した高温の風。山腹を昇るとき雨を降らせて乾燥した空気が反対側の山腹を下るとき断熱圧縮によって温度が上昇するもの。山間の盆地などにしばしば高温をもたらす。フェン。風炎。(『広辞苑』第四版)

今日はむわむわと暑い、そんな日に山を見ると、全体が濃い緑色をしています。ぼやけていないのです。いつもならぼんやりとしか見えない山が、緑色のかたまりになって迫ってくるかのように見えます。
なんか長野みたいだな、とその度に思います。長野は盆地なので四方が山に取り囲まれていますが、その山々は、夏であれば全て緑色です。
夏の山はくっきりとは見えない。そんな風に刷り込まれているので、たまさかフェーン現象によって空気の状態がいつもと異なり山が明瞭に見える(=緑色に見える)と、何だか知らない場所にいるみたいで、落ち着きません。
でもその間に山の稜線やら中腹やら、地形をじっと見ておけるのは楽しいです。といいつつ、どれが何山だかさっぱりわからないのですけれども(苦笑)。

私の母は立山町という町の出身です。立山連峰の名がついた町で、確かに山岳地帯もあるのですが、母が住んでいたところは普通の平野で、別に「登山をしながら毎日学校に通った」とかいうわけではありません(笑)。
でも母の実家に行くと、自分の家よりも山が迫ってくる感じはしました。確かにすぐそこにあるのだ、という見え方です。
ずいぶん迫っている。母はこんな風景を見て育ったのか、と思います。

更新されたりー氏の日記にのいが登場しております。
撮影時にはまだ向かって右目の目やにがひどく、左右の目の大きさが違います。今はこんなではありません。
体重は撮影時より最低でも200gは増えているはずで(2日で100g増えていた実績がありますから)、今だともうちょっと大きい感じに写るのではないか。今は1kgちょっとというところです。いちばん遊びたい盛りなので、ちょっとツボを押してやると狂ったように遊びまくります。猫は狩りをする動物だということを実感します。

昼、TさんとY君来宅(さくらんぼごちそうさま)。
夕、母が来宅(桃@りー氏の好物とお花をありがとう)。
Y君の家には6歳のメス猫(白。両目の色が違う)がいるので、いろいろと猫話を聞きました。
今日、私は、柔らかい木綿で出来たワンピースを着ていたのですが、猫にとっては生地そのものが既に充分なおもちゃとなりうるということがわかりました。しかも長いスカートというのがヒラヒラと動きがあってどうも好きらしい(「人間と反対やな」とは、りー氏のくだらんレスポンス)。(疑似)猫パンチや(疑似)猫キックの応酬をくりかえすうちに、私はちょっと調子に乗りすぎたらしく、のいを怒らせたようでした。「シャーッ」と言った次の瞬間、しっぽが膨らみました(りー氏の観察による)。こうなるとしばらくは止まりません。ワンピースの裾や紐を、まるで獲物を狙うかのように追い続けます。
実家の祖母(のいと同居予定)は編み物が好きで、このところ暇さえあればずっと編み棒を動かしているのですが、毛糸なんて見つかろうものなら。
「毛糸にからまる猫」って。あまりにもステレオタイプな。

夕方、新しいキャットフードと猫砂用スコップを購入。その後、犬カフェへ。
犬カフェはオープン1周年ということで、特別の趣向になっておりました。りー氏はバナナジュース、私はレモンミントのペリエを飲み、雑貨類を購入。手作りコースターやポストカードなど。

2002年07月06日(土)
初日 最新 目次 MAIL HOME