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■ 間違い
青い花がさくはずの朝顔の、昨日の赤紫色のつぼみは、紫色の花となりました。
「ひとは言葉を使いこなして生きているのですが、使い手のこころがなにかで強張っていると、言葉は逆にひとに襲いかかってくるもののようです。」 −−井上ひさし『にほん語観察ノート』(中央公論社、2002年 *「言い損ない」の項)
りー父さんに借りた本を読んでいてぶつかった一節。 人は、緊張すると、本来言うべき言葉とは異なったこと(語感は似ているけど意味はまったく違うとか、場合によっては正反対の語だとか)を口走ってしまう、というエピソードについて取り上げた段で。 実は私はよく言い間違いをします。しかもとりわけ外での仕事のときなど。ってそれはカナーリまずいのですが。はっと気付いてあわてて言い直しています。 常に何かしゃべっていなくてはならないのではないか、という脅迫観念のようなものがあります。本当はそんなの間違いだ、ということも(もし逆の立場であれば)わかるんですが。いたたまれなくて。 まだまだまだまだ(以下続く)であります。 だから私にとって上の一節は、納得するしかないといおうか、とにかくよい説明になっている気がしました。 # りー氏は「よく考えてから物を言え」と言うんですが。
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ある日の夕方。 通りから角に入った一瞬。今まさに夕日が山に入りかけていた。ちょっとだけ頭を出していた。 ちょっとご無沙汰な友達と、久しぶりに思いがけなく会った感じ。 でもたまたまお互いに急いでいて立ち話も出来ない、わー元気ー?じゃーねー、といったような。
実家の私の部屋からは、朝日も夕日も見ることが出来たので、時々ベッド(登場!)に寝ころんで、夕日が沈んでいくのをながめていた。ずん、ずん、ずん、と少しずつだけど確実に沈んでいく。 実家にいた時はもっぱらJR利用者だったから、よく列車(電車じゃないんですねーこれが)に乗っていた。その車中からも夕日はよくながめられたものだ。
2002年06月19日(水)
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