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■ 小さくても
うれしいこととか、たのしいこととか、見いだしながら過ごせるといい。 いやなことから目を背けるための性癖ではなくて。 そんなエクスキューズすらどうでもよいくらいに。
2週間ぶりに金沢。 金沢にはハス畑が多い。畑っていうのかしら。ハスの沼。 もっちりした加賀蓮根は特産物のひとつだ。冬の炊き合わせには欠かせない代物。 金沢東インターを下りるとハス畑があちらこちらにある。2週間前にはただの泥沼だったのに、たった2週間のことで、若々しいハスの葉が繁っていた。本当は予想していたのだ。予想に違わぬ季節の風景である。まだ若いハスは、これからだんだん大きくなり、立派な花を咲かせ、ハチノス様の種子が実る。泥の中では蓮根がふとる。 ハスの花が咲く頃には、いよいよ夏も本番だろう。
ハス畑の角を曲がりながら、青い空をちらりと目の端に入れながら、面白いことがあったらメモしておこうかしら、とかふと思う。日記用に。 いやいや。何よりまずは記憶に残っていることだけを。
金沢での仕事先は施設内に郵便局がある。 たまに振込みをしたり、郵便を送ったりするのだけれど、そこの局員さんは本当に気持がよいのだ。ただなんということのない所作の中にも、マニュアル化されていない言葉が自然にすべり込んでいる。たとえわずかに事務的なことだったとしても、せっかくならばにこにことした言葉を交わしつつやりとりをしたいと思う私には、とてもホッとする。いろいろなお客がいるだろうに。それが仕事とはいえ。
コンビニエンスストアに立ち寄ったら、タイ仕様のかっぱえびせんを売っていた。他にも香港仕様など。なんだか珍しいフレーバーのものを1袋買ってみた。素通りできなくて。 味はちょっとピリッ。スナック菓子なりにエスニックの風味。 味は何であれ、やめられないとまらない、とはよくいったものだ。
仕事帰りに2つの実家に立ち寄る。 昨日、りー実家に、グリンピースを全部置いてきてしまったのだが、それはちょっと残念な気がしたのと(私も食べたかったし)大量だったのとで(りー母しか食べないから。ちょうど家では私しかグリンピースを食べないように)、他の用事のついでにもう一度取りに行った。まあいいかな、と思ったりもしたのだけど、本当に大量だったし、まあいいか、と思って。 まめごはん、ほんとにおいしかった、とりー母。それはよかった、おいしいですよね、と答える。
家に帰ってから早速グリンピースを小鍋に取って茹でる。固めに茹でて、そのまま食べる。何かひとつのもの(特に小さなもの)を食べるときは、どうも一心不乱になっているような気がする。
夜、どうしても眠くて、1時間くらい仮眠をする。 仮眠をしたからといって、その後に何をしたというわけでもないのだけれど、自発的に再び目を覚ましてみた。
夜、Mさんが手みやげにスイカを持ってきてくれる。冷蔵庫の中には、桃とスイカ。
2002年06月17日(月)
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