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■ その後姿を追いかける。
ゆうさんがバイクに乗って帰ってくる。
今夜は、わたし一人なので 明日の朝。
わたしたちがくっついていると、小吉が必ず割り込んでくる。
「原付の練習する?」 きっと彼は明日、そう言い わたしはうなずくだろう。
「バイク見に行く?」 きっと明日彼はそうも言い わたしはまたうなずくのだろう。
年を取って、ひとつでも ふたつでも 一緒にできることがあるといい。 もし 若くしてゆうさんが先に死んでしまうことがあっても バイクに乗りながら、彼が感じた風を この髪に乗せることができるかもしれないから。
バイクに乗れるとカッコイイよね、なんていう ふざけた理由を言ったけど わたしは昔と少しも変わらず ゆうさんに憧れていて ただ真似して追いかけてみたい それだけなんです。
2005年05月25日(水)
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