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■ 高齢女性の静かな叫び
無事、病院実習も終わったので、今月から特別養護老人ホームで働き始めました!
以前、老人保健施設で働いてたことがあり、その時に嫌な思いしたので、施設は避けてたんだけど、まぁ施設にもよるだろうし、まずは働いてみることにしました。
まだ数日だけど、なかなか楽しいです♪ 高齢者が増えてるので、認知症の人が多いけど、話していたら面白いのよ!
それに貴重なお話も聞けました。 90代の女性で、新聞に戦争体験を書いたものを送り掲載されたらしい!
それと合わせて、紙面には載らない体験も聞かせてもらったけど、壮絶ですね。
戦中は満州にいて、家族で命からがら逃げたけど、日本人捕虜として捕まり、シベリアに抑留されたらしい。 食べる物も乏しく、寒いしで、3歳の子どもさんは亡くなってしまったとか。 『本当に辛かったよ、あんなに辛いことはなかった』と。
子どもさんを入れる棺代わりの箱がサイズが合わず、死後硬直の始まった子どもさんの足を、泣く泣く折り曲げて棺におさめたのだとか。
その後、生まれた子どもさんを日本に帰ってきて苦労して育てられ、ご主人は40代という若さで亡くなられたとか。
『もう戦争は嫌! 二度とあのようなことは起こってほしくない! 安倍さんは辞めてほしい! またね、私の体験を書いて、新聞社に送ってみようと思うの。 載せてくれたらいいんだけど』
認知症があるというけど、瞳の奥には並々ならぬ決意というか、覚悟というか、自分がやらねば!という思いが伝わってきました。
認知症で老人ホームにいても、新聞を読んだり、テレビでニュースを観たりして、戦争を体験してきた人たちは、本当に今の現状に危機感を感じています。 あと何年、生きられるかな?と言いながらも、行動を起こしておられる方に本当に脱帽です!
2015年09月07日(月)
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