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■ 毒舌マシーン
私は最近、自分が毒舌を吐くことを許している。
ただし、心の中でだけね。
人に毒を吐いては問題あるからね。
以前の私は多少なりとも、心で愚痴ることはあったけど、口に出すだけじゃなくて心で思うだけでも良くない、それが自分自身の人格とか人間性とか貶めるし、それだけではなく自分の生活において、全て悪い方向性で表れると信じてた。
自分の本質は分からないけど、とにかく良い人になりたかったし、見返りも多少は期待するところはあったけど、自分自身が納得できるような、自分で自分を誇れるような、そんな人間になりたかった。
自分に自信がなかったから、人に良く思われたいというのもあったし、逆に人に嫌われても、自分自身が納得できる自分であれば、何とか傷も浅く立ち直れるだろうと考えていた。
だけど、そうやって自分を抑圧してきた結果、病んでしまった。
逆効果だった。
本当は、私は悪い人間だったのだろうか？
それを、無理に良い人になろうとして頑張った結果がコレか⁈とかも思ったりもした。
人が怖くなり、良くも悪くも人や環境から影響を受けるのが怖くなって、避けて歩くようになった。
周囲は何ひとつ変わってないのに、私が勝手に築いた壁、価値観で押し潰されそうだった。
なんだろう？
いつの日からか、私は開き直るようになった。
心の中だけ毒舌マシーンになった。
ひょっとしたら、態度にも表れてしまって、人にも気づかれてしまうかもしれないけど、もうええわ！と半ばヤケクソになって、開き直った。
日々の中で、良いことも悪いことも起こるし、腹立つこともあるし、ぶつけようのない怒りもあったり、悲しいこと、寂しいと思うこと、不安に思うこともあるし。
その時々で心で毒舌吐いて、決して人には聞かせられない言葉を、文字にも起こせない言葉を吐き続けた。
心で吐く分には、人に迷惑かけないよね、自分には返ってくるかもしれないけどって。
そしたら、少し楽になったんだよね。
毒を吐くことで引きずることがなくなり、いい時もあれば悪い時もあるさと、軽く受け止められるようになり、人に対しても、変に感情が振り回されることがなくなった。
ふ〜ん、毒舌も悪くない。
良い悪いは別にして、それで生きる力が、生きていく力が得られるなら。
腹黒人間でも、外で人と普通？に関わり、穏やかに優しい気持ちで暮らしていけたら、それはそれで良しとしましょうか。
今は、そんな感じ。
答えは出さず、棚上げにしちゃうけど、取りあえず、コレでしばらく生きていけます。
2016年02月23日(火)
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