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■ 決戦は水曜日!
どうしてだろう? 私はどうして、このような本を読んでしまうのだろう?
わかり過ぎてしまうぐらい、わかってしまうのに… 共感し過ぎるぐらい、共感してしまうのに… 私の歩んできた人生と、彼女の人生と重ね合わせて考えてしまうのに…
ノンフィクションだからこそ、胸に迫ってくる。 この同じ空の下、似通った体験(私よりも更に惨い体験)をして、心や身体から血が噴き出すような、そんな体験を幼い頃からして、それでもそれに耐え生き抜いてきた彼女が、どこかに生きている…
ただそれを知るだけで、私は沸々と湧き上がってくるものがある。 それは”可哀想に”という同情ではない。 ”なんて酷いことを”という怒りでも、ちょっと違うかな。
”あなたは素晴らしい、なんて素晴らしいんだろう!” ”よくぞ、ここまで生きてこられました!”
そんな尊敬と憧れと、 共に寄り添いたいという願望と、 そして”あなたは一人じゃない”という気持ちと、 ”私も一緒だ”という気持ちと、 夢や希望、勇気をもらった感謝の気持ちと、
そして、これから自分が生きていく道筋… ただ淡々と淡々と、やるべきことをやる、そんな決意、誓い… 自分のことだけで精一杯だけど、だけどそこの部分で丁寧に生きていく、そんな気持ちと、
そういう人生が私の人生なんだという覚悟と、一種の諦めと、諦めない気持ちと、 それでも地球は回ってる、私は生きていく、そんな気持ちと、 悩める惑う気持ちと、不安と期待と、 ため息と深呼吸が入り混じった、そんな息を吐きながら、 今日も淡々と、来たるべき時に備え、力を満つ…そんな一日。
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http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/407258939X/ref=dp_proddesc_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
『ママには言えない―本当にあった、恐ろしい裏切りの物語』 トニ・マグワイア (著), 田栗 美奈子 (翻訳)
内容紹介
6歳のときにはじまった父からの虐待は、決して口にしてはいけない家族の秘密だった。 母がいつか助けてくれると信じていた。 でも母が父を止めてくれることはない。 母がなによりも大切にしていたのは、父と「幸せな家族」という仮面だったから。
日増しにひどくなっていく父からの暴力のもとで続けられる「幸せな家族」ごっこ、それはトニの妊娠を経て、父が刑務所に送られてからも続けられた。 真実を知ると学校の先生や友達は皆離れていき、頼る人もないままついに自殺未遂に追い込まれるトニ。
父はなぜ愛してくれなかったのか。 母はなぜ助けてくれなかったのか。 数十年後、大人になったトニは死にゆく母の枕元ではじめて過去と向き合い、子ども時代の自分と決別して新たな幸せを求めて生きていくことを決心する。 全英ベストセラー1位となった、感動のノンフィクション。
内容(「BOOK」データベースより)
「幸せな家族」の仮面の下には恐ろしい秘密が隠されていた…実父からの虐待、妊娠、自殺未遂。 でも母は決して認めようとしなかった。 すべてを乗り越えていま過去と決別する勇気あるひとりの女性の物語。 全英ベストセラー1位、感動のノンフィクション。
著者について
トニ・マグワイア:イギリス出身。 現在は南アフリカ共和国とイギリスを行き来する暮らしをしている。
田栗美奈子(たぐりみなこ):翻訳家。 お茶の水女子大学英文科卒。 主な訳書に、デイヴ・ペルザー『”It(それ)” と呼ばれた子』シリーズ(ヴィレッジ・ブックス)、ジョン・バクスター『ウディ・アレンバイオグラフィー』(作品社)、クリストファー・フォスター『ヨシュアよ高く翔べ!』(主婦の友社)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
マグワイア,トニ イギリス出身。 実父から凄絶な虐待を受けた少女期を告白した“Don’t Tell Mummy”がベストセラーに。 続編の“When Daddy Comes Home”も大きな話題を呼んでいる。 現在は南アフリカとイギリスを行き来して暮らす。
2009年08月08日(土)
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