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■ 人は生きたように死んでいく
本当にそうだと思います。
脳性マヒという障害を持って生まれた妹の障害が治らないのは、全部、妹の信心の薄さ(実際には違う)のせいにされました。 一生、立つことも歩くこともできないと言われていた妹が、何度かの手術とリハビリにより歩けるようになったのは 『ママが必死に祈っていたおかげよ』と言われました。
良いことは ”ママのおかげ” 悪いことは全部 ”本人のせい” にされ、恩着せがましく言われたり、責められたり…
結婚前の私に向かって 『アンタも障害者の子どもを産むわ!』と妹の前で言われ、私は頑として 『どんな子どもであったとしても私の元に生まれてきてくれる子なら、その子は私の子どもだし、一生愛するし大切に育てる!』と言い切った。 妹の気持ちを考えると、母の言葉は鋭い刃のようで胸が張り裂けそうな思いだった。
初めての子を妊娠して、普通に親として健全に生まれてほしいという願いと、そう願ってしまうことの妹への申し訳なさ、罪悪感が生まれ、また私の大きなお腹に刃物を突きつける母の姿を何度も夢に見てうなされ、私自身、神経がどうにかなってしまいそうでした。
地元の幹部の人は 『未入会のご主人を折伏しないと、どんな子が生まれてくるかわからないよ。健全に生まれてくる方が不思議なんだから』と臨月の体調の悪い私に向かって言うし…
そんな母がS状結腸ガン、肺ガンと肝臓ガンはたぶん転移したのでしょう。 全身ガンだらけ… 最期まで未入会だった父は、糖尿病、肝機能障害だけだった。 それでも58歳という短い生涯だったけど。
そうそう先ほどの幹部(地区部長夫妻)もその後、45歳で妊娠。 妊娠中、ものすごく不安げな表情で、いろんな心配をしていて、顔面真っ青になりながら題目を上げていました。 きっと人に向けて言っていた言葉が全部、自分に返っていったのでしょう。 イジワルな私は、ホレ見てみ…でしょう?って思ってしまった。
2007年08月31日(金)
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