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■ 『生きる意味』
今『生きる意味』(上田紀行著・岩波新書)を読んでいるんですが、そこにこういうのがありました。
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私は苦悩すべきときに苦悩することがむしろ真の癒しにつながると思っているのだ。 自分の生きる現実と自分の中の「生命の輝き」の方向性が食い違ってしまったとき、そういった病に陥るべきときに「ちゃんと」病になること、それがむしろ癒しをもたらす。
「悩み」や「病」は自分の人生に対する警告信号である。 「悩み」や「病」を単なるネガティブなものだとしてすぐに除去してしまおうという姿勢からは、「生きる意味の再構築」も「内的成長」も生まれない。
私たちは自分自身を「癒す」力を持っている。 そしてその「癒す」力とは、病むべきときに「病む」ことができる能力、「病」に気づく能力を含んでいる。 「病」への、現実への「違和感」への感受性を持っているからこそ、癒しや成長が可能になるのである。
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なんか、ス〜っと心に入っていく感じがしました。
2006年11月12日(日)
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