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■ 深く重く悲しいのだけど…
観終わった後に、なぜか爽やかさの残る、どこか勇気をもらえるような、そんな映画を続けて2本観ました。
1つは『しあわせ色のルビー』 レニー・ゼルウィガー主演の映画です。 あの『ブリジット・ジョーンズの日記』の女優さん。 彼女いいですね〜♪ 演技力も素晴らしいし、表現の仕方が何とも共感できる…演じてるというよりは本当にどこかにいそうに思えますもんね。
これは宗教の違いや生き方の違いにより、すれ違ってしまう夫婦(家族)の物語です。 宗教家として敬虔に生きて、人々の尊敬を集めている夫。 そういう夫と親族たちに囲まれた中での生活に、何とも言えない息苦しさを感じている妻。
元々違った2人が始めた結婚生活が、どんどんそれぞれの思わぬ方向に向かって走り出すという話。 こんなはずではなかったのにと悩みもがくんだけど、最後は落ち着くところに落ち着くという… どん底に落ちたかのように見えても、最後まで自分の人生を諦めない…そこに希望が転がっていて、人間って面白いもので、そこで描いていたものとは違っても、新たな人生を歩いていく。 考えさせられました。
もう1つは『海猫』 森田芳光監督、伊東美咲・映画初主演の作品。
これはこれで重い… 私なら、ああいう生き方はしないと思いつつ、でも共感できてしまうところもあり、人が人として一生懸命に生きていく中で、そういう選択もしてしまうのかもしれないと思わせられる内容でした。
それぞれに愛の形は違い、表現の仕方も違うのだけど、愛の中でちゃんと生きてる…でもそれが人を傷つけてしまう、そんなどうしよもない人間臭さが漂っていました。
そういう愛をまだ理解できない若い娘たち。 愛とは、憎しみとは、許しとは、そんなことがテーマになってる映画でした。
私もまだ、愛の形なんて理解していないのかもしれない。 どこか形に囚われているのかもしれない。 ただ自然に静かに温かく…そんな風に愛を感じれたらいいけど、実際には火傷するほどのものなのかもしれないね、愛って。
2006年06月20日(火)
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