|
|
■■■
■■
■ 爆弾発言…続きます
『白夜行』…今日も観ちゃいました! ス〜っと溶け込んでしまう…あの世界に。 私も、あそこにいるような気がするんです。
普通に生活してきた人には理解できないだろうな… あんな風に、淡々ととんでもない犯罪を犯してしまう2人の気持ち…
昨日は、私の父の一周忌でした。 私、今まで、母のことはいろいろ日記にも書いてきたけど、父のことはあまり書いてこなかった。 なんか複雑だったんだと思う。
私は、あの日… 無表情で立ち尽くし、部屋で横たわる父を見下ろしていた。 時間的には、ほんの数分かもしれないけど、ものすごく長い時間に感じたな… あの人は、声も立てず、頭を抱えてた… 絨毯の上をドロっとした血が流れ…
私は父を殺そうとしました… 18歳の夏… こんな時って、どんな心理だと思います? ドラマじゃないけど、ほんとに淡々と…感情の乱れもなく… これから、少年院での生活が待っていると思い描き、どんなだろなぁ〜って、まるで自分のことじゃないみたいに想像してた。 横では、父が倒れて血を流してるのにね。 とても静かな穏やかな気持ちだった。
でも、私の想像通りの結果にはなりませんでした。 父は死ななかったし、病院にも行かなかったし、警察も来なかった。 知らずに部屋に入ってきた母はビックリしてたけど、私を咎めることはなかった。 他のことでは、散々私に怒る人だったのに、この時ばかりはお咎めなし。
正直なところ、終わると思っていた今の生活が、また続いていくということで、ガッカリしてる自分がいました。 ああ〜なんで終わらないの! 地獄は続くの!?
覚えていることは、私がお風呂に入ってる時に、無理やり父が入ってきたこと。 私はかなり抵抗したんだけど、ドアをがなりたてながら無理やり開けて入ってきて… 体の大きい人だったからね、かなうはずもなく… でも…何もなかったんだけどね。
…なのに、なんでだろう? 悪夢にうなされるのは… 私の上に覆い被さる父の夢を見てしまうのは…
父が思ったよりも、早くに死んで、私は自分が殺したような気になってます。 ああ〜私が殺したのかもなぁ〜って。 あの時の傷が後遺症になったわけではありません。 全く別の病気だったわけだけど… でも最後の十数年、一人ぼっちにした…
夢多き人だったけど、どれもこれも潰れて、最後は一人… 私の感情が戻ったのは、父が亡くなってから… まさかね、泣けるとはね… 殺人未遂の時間差がもたらした奇跡かもね… そういえば、ちょうど時効成立した後だった…
やっぱ、複雑…
2006年02月23日(木)
|
|
|