ステップママ繁盛記



 襲来中・・・

金曜日に、前奥の妹のだんなさんがやってきた。
サプライズということもあって子供たちは大喜び。

夫は週末も働きづめなので、ホスト役でへとへとだし、私もご飯やレンタルカーの手配やらとでへとへとで、昨日はぐったりしてしまった。

自分の身内でない人がくると、どこでもそうだが、神経を使ってしまう。
滞在は火曜日まで。やっと半分が過ぎた。

2002年09月29日(日)



 前奥つながり・・・

昨日の誕生日には、予定として、みんなで夕食を食べにいくことになっていたのだが、夫のフライトが遅くなったため、ピザを宅配することになった。
それを知ったとたん、じめっとした雰囲気が漂う。当然だよなあ。
みんなおなかすかせて出かけるのを楽しみにしてたのに。笑

みんなからもらったプレゼントを見せにやってきた一番上の子。おじいちゃん、おばあちゃん、親戚の人から電話がひっきりなしだった。ようやく帰ってきた夫が、カードを渡すと、泣いてやってきた。「お父さん、ありがとう!」ずっと待ち焦がれていた運転免許のスクールが明日からはじまる。

夜中に前奥のだんなから電話があった。さっき、前奥の妹から電話があったのに、はて?と思えば、彼は現在オハイオの実家にきているらしい。それというのも、一番上の子にサプライズするためにやってきたのだという。本当なら、誕生日の当日にやってこようとしていたらしいが、どうやら、週末にやってくるらしい。
え?そんな急に言われても・・・すでに夫は今週末月例の仕事にでかけなければならず、私もそれなりに用事がはいってしまっているのだ。

はあ。一難さるとまた一難。そしていつもその難は前奥の家族からやってくる。


2002年09月26日(木)



 誕生日・・・

今日は一番上の子の17歳の誕生日。

夫から電話があり、大き目のカードを買っておいてほしいとのこと。
というのも、ドライビングスクールの申し込み用紙をいれるためだという。
別にその紙をおりたためばいいんじゃないかな?とも思ったが、いわれるとおり、一番大きめなものを選んだ。

私はというと、洋服とかなんでも好きに買えるように、モールのギフトカードにした。夏やすみ中に誕生日だった、二番目の子にもギフトカードを買うことにした。

アメリカはカードの種類が豊富。

どこにいっても、夫用、妻用、娘用、ステップママ用、ステップ娘用・・・なんてのがごろごろある。

うーん。
とりあえず、頼まれたカードは、娘用の誕生日カードにした。

で、私のは、今回は迷いにまよったが、ステップ娘用のにした。
カードの内容は「人生には変化がつきものである。自分の人生も変わってしまった。変わった変わりに、こんな素敵な娘というギフトが与えられた」というようなもの。

他にも、「前は伝統的な家族じゃないけど〜今は・・・」みたいなのがあったけど、これとはちょっと違う気がして。最初のにした。







2002年09月25日(水)



 靴・・・

一番下の子が靴がほしいといった。靴の底がびろんと1cm四方めくれあがってしまった。ナにかでけつまづいたんだろう。

学校から帰ってきた彼女と靴屋にいく。三ヶ月前のサイズでは入らず、一回り大きなサイズがぴったりだったので、それにした。ちょうど今日から夫が出張なので、途中の乗り継ぎから電話のあった夫に、買ったよ〜といったら、どんなのを買ったのか聞かれた。意地悪にも「いつも子供たちに好きなのを選ぶようにいったから、好きなのを選ばせてあげたけど。」といった。前に、私が勝手に選んだ簡単でマジックテープですぐにはきかえられる靴は壊れてもいないのに捨てられたのを思い出したから。サイズも自分がいったのを信用せず、俺が一番子供のことを知っているといって豪語したのを思い出したから。

彼女の選んだ靴は、夫の理想としている紐靴ではなく、ジッパーで閉めるタイプの運動靴。どうせ、数ヶ月もすれば壊れたり、小さくなるのだから、履き心地がいいのなら、なんでもいいと思っている。なんでも彼女が気に入っているんだからいいと思う。

家に帰ると、上の二人がかってもらえないので、私にはいわないが、態度にはありありとしていた。

数回きただけで気に入らないからとすぐに捨てる癖、毎回学期がはじまると同時に新しいもの、他の家庭では通用するかもしれないことが通用しないときがあるのが我が家なのである。
必要なときに、必要なだけ。それでなくても、クリスマス、誕生日、夫の実家に帰るごとに新調される服や靴がわんさとあるんだから。
ものの大事さって、初年度のサプライリストを見ればうんざりするほどいらないもののオンパレード。学校と文房具やの陰謀かと思うほどだ。そんな学校では、ものの大事さなど教えてはくれないのだ。じゃ、誰が教えるっていったら・・・親なんだよね。




2002年09月18日(水)



 三周忌・・・

いきなり、今年の私の誕生日はラスベガスで週末みんなで(家族)すごそうといわれた。

普通、単純にこういわれたら、飛び上がるほどうれしいと思う。

しかし、私の誕生日の前の日は、前奥が亡くなった日なのである。
ラスベガスというのも、前奥が働き、子供たちと住んでいた場所である。

彼の言い方は、私の誕生日がテーマになっているいい方だったが、それとは別の理由があるのは、みえみえだった。
「あたしの誕生日っていうのは建前でしょう?」
と聞くと、正直に
「三周忌もあるけど。」といった。

一周忌のときに、気を使い、キャンドルや花とか飾る?といったのに、いらないの一点張りで、アニバーサリーなどやりたくないといって、彼らの思いでの曲をぐてんぐてんになるまで聴いていた。それをしんみり、横で聞く子供たち。そんな彼らをみてたら、なんともいえない気分になり、飛び出したのを思い出す。

もう三年経つんだし、やってもいいかな?って。それに、君の誕生日だからお祝いもしたいしといった。
正直いって、私は行きたいないと思ったのだ。

それまでは、ラスベガスは大好きな町のひとつだったのに、前奥の死をきっかけに私はぱたりとギャンブルもやらなくなってしまった。
家族の行事でカジノの行くこともあっても、彼といっしょにカジノに遊びにいっても私は一切やらない。ギャンブラーと言われた私が、まったく興味を示さなくなってしまったのは、前奥が亡くなった場所が、まぎれもなくカジノだったから。

「悪いけど、三周忌をやるなら、子供たちといってきていいから。私はいかない」といえば「君がいかないと楽しめない」という。
結局、わからないという、優柔不断な答えをだし、私はその会話に終止符を打った。

そのあとに、パッケージツアーで今住んでいる場所からラスベガスまでお値打ちナ値段があるよーといわれても、私は一切口が開かない。本当にいきたくない場所のひとつなのだ。
「もう、被害者になるのはやめなよ、前と同じように、カジノでプレイいっしょにしたいし、あんなに好きだったのに」といわれても、ビールをがぶがぶ飲んでいたのが今では一適も飲めないのと同じで、preferenceが変わってしまったのだ。すべて、私のまわりが変わってしまったのと同じで。



2002年09月17日(火)



 抜歯のあとに・・・

一番上のこが抜歯をして一週間が過ぎた。
今日はチェックアップの日。これまで、スープ類しか食べることのできなかった彼女は、いつも食べているファーストフード系のもののにおいがしたり、いつも食べているものが目の前でほかの二人が食べているのをみていると、とてもつまらなさそうだった。

「今日お医者さんに普通のものが食べられるか聞いてみるといいよ。」

10分弱で病室からでてきた彼女はとてもうれしそうだった。
「食べられるって〜!」
よかったと思った。

私の一ヶ月ぐらい前に、麻酔をして歯の治療から戻ると、部屋中にポップコーンの香りが充満していたのに食べられないかったのだ。

「家に帰ったら、残りのハンバーガーを食べよう!」

「今日はじゃ、あなたの好きなフレンチフライをあげるね?」といった。

帰ってくると、そんなことはおかまいなしに、残ったハンバーガは食べられずにそのままだった。そうだよね。残り物なんて食べるわけがない。

ちょっとうれしかった期待かんが私をずずーんと陥れる。
最初から、そんなおいしい話なんてまじに聞くほうがばかだったな。と。






2002年09月13日(金)



 おねしょの夢・・・

図書館にピックアップに行ったあと、借りてきた本の話題になった。
一番上の子が借りた本は夢の話し。

帰りの車の中で、「ねえ、小さいときトイレ行きたいっていう夢をみて、トイレにいって用をたすんだけど、起きたら布団が湖だったってことなかった?」と聞いた。小さいときほんとうにおねしょをしてしまって怒られた記憶があったので、そういうのあるのかな?と聞いてみると、「あるある〜〜!ダディにお尻たたかれたよ〜」と三人とも口をそろえていった。みんな経験者。しちゃったあとって気持ちいいんだよなーと思いでとしては言える。笑

あの夢は誰でもみるんだな。

2002年09月09日(月)



 親知らず・・・

数週間前から、一番上の子が親知らずが痛むといってきた。

夫が歯医者の予約をいれて、即座に抜歯ということになった。親知らずは4本。
痛むのは2本。
夫が最初のカウンセリングにいっしょにいったとき、全部抜きましょうという話しで、同じ日に4本抜くことにしたらしい。なんとも、彼らしい。
親が知らない間にでてくる親知らず、あたしでさえ4本同じ日に抜くとなるとひるむぜ〜。アメリカでは当然のように4本同じ日に抜くのもおおありらしい。
え〜日本じゃ(私の知っている歯医者ではが正解)、親知らずは一本が限度でしょう?といったら、真剣になやみはじめたのだが、矯正の終わりかけだし、親知らずが横にはえてきていて矯正もだいなしになるのを防ぐため、抜くなら抜いてしまえの考えで決めたようだった。

「明日抜くんだよ。」と初めての抜歯にどきどきしていたようだが、朝一番の予約で一時間ほどで帰ってきた彼女は、なんともみじめな顔をして今にも泣きそうだった。処方された薬が山のようにならび、麻酔も切れていないし、この2日間、流動食しか食べられない。なんか、赤ちゃんがいるみたいだ。

それにしても、歯の保険でカバーできないものは、自己負担なのだが、前金。
4本となるとかなりの額になり、私たちはまたしても頭をかかえた。







2002年09月07日(土)



 車の次はバイト・・・

レイバーウィークエンドを使って、このあいだからはじめたダイビング&しゅのーけりんぐをしに、ここから車で2時間の湖へと夫と朝早くおきてでかけた。
もぐる前に、ランチを近くのレストランでとったときに夫が

「一番上の子がバイトしたいんだって」といってきた。
くるかと思った。

バイトの理由は、洋服とか化粧品とかもっと欲しい、いろいろ出かけたいのほかに独立したいと夫にいったらしい。

ま、私も高校のときはそうだった。わからなくもない。

でもとっさに、車今ないでしょう?そして、働くとなると、学校が終わってからそして週末になる。イコール、その送り迎えはあたしにかかるということ。ここから数ヶ月もっと頻繁に夫の出張があるのは目に見えている。黙って聞いていると、

「YESともNOともいわなかったんだけどさ、バイトのほかに大事なものがあるんでは?(勉強)」といったら、それっきりなんにもいってこなかったらしい。

確かに、彼女の目標はアメリカ人特有の「大学に行くこと」だ。
自分のやりたい学科を選ぶには、それなりの成績をとっていなくてはいけない。
普通のどこでもいいなら、彼女の成績なら選ばなかったらどこかに入れると思うが。

ふっと自分を思い返す。自分で大学を決め、自分でバイト先を決め、好きなことをしてきた高校時代。
あと少しで、私たちの責任もなくなることは確かだが、教えなければならないことがまだまだ山のようにあるのを自分で気づく。
それにしても年齢が大きいのに手がかかるって(アメリカの場合)あ””””。




2002年09月04日(水)
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