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りょうちんのひとりごと
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2013年07月28日(日)
Vol.807 ウルトラマンおばちゃんの正体

おはようございます。りょうちんです。

今年も高校野球は夏の選手権の地方大会が各地で大詰めを迎えている。俺も今月に入ってから、千葉だけでなく東東京や群馬の大会にも足を運んだのだが、やはり夏は鋭い日差しやブラバン応援など、特有の雰囲気で必然的にテンションもあがる。
さて。高校野球ファンの中にはオタクと呼ばれる熱狂的ファンもいて、夏はもちろん、春や秋の大会やマイナーな公式戦、好カードの練習試合にも観戦に足を運ぶつわものもいる。恥ずかしながら俺も十分オタクの領域に属しているのかもしれないが、野球場で顔見知りになった人からコアな情報が手に入ることもあるのだ。まぁ一概に高校野球オタクといっても、何に執着するかによって細かく分類できる。選手のプレーを写真に収める写真マニア、選手の情報やチームデータを収集するデータマニア、試合のスコアを取り展開を分析するスコアマニア、チームや選手の応援に徹する応援マニアなど。ちなみに俺はデータマニアとスコアマニアの中間かな。
いろんな高校野球オタクの中でも、応援マニアに属する人は独自の応援方法で高校野球に熱く入れ込むので、やはり周りから注目を浴びやすい。千葉の高校野球で言うならば、その代表的存在としてウルトラマンおばちゃんと呼ばれる人がいる。彼女は試合中にいろんなパフォーマンスで応援チームを盛り上げる。ただ、その応援方法が独特だ。馬のマスクを被ったり。ウルトラマンやおじゃる丸の人形を棒に突き刺して高く掲げたり。上手くないバイオリンやギターを演奏したり。よくわからない自作のポスターを掲げたり。そうやって奇行とも取れるパフォーマンスをしつつ、試合そっちの気で何かを叫びながらスタンド内を歩き回るのだ。誰も彼女の応援に賛同しないし好奇の目で冷ややかな注目をいつも浴びるのだが、そういう熱の入れ方が高校野球に熱くなる彼女の方法らしく、どこか憎めない存在なのだ。
ウルトラマンおばちゃんの正体を、実は俺は全く知らない。俺が高校野球オタクになった10年以上前からすでに有名で、昔はいろんな野球場で彼女に遭遇したが、この夏は一度もお目にかからなかった。体調を崩されたと情報も入り、心配である。