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2009年02月26日(木) ■ |
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Vol.738 新しくするタイミング |
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おはようございます。りょうちんです。
ケチなのか、貧乏性なのか。そんな俺の性格だから、物持ちの良い方だと自分でも思う。世の中がめまぐるしく変わりゆく中で、さまざまなものがモデルチェンジを繰り返し便利な機能も次々に加えられ、気づけばひと昔もふた昔も前のものを何の抵抗もなく使っている俺。特別大切に使おうなんて心がけはほとんどしてないが、こんな時代にできたものだからたいていはそう簡単に壊れたりしないし、エコが叫ばれている今ではむしろ長持ちさせて使っている方が良いに決まっている。 なんて理屈を並べてみたが。正直なところ、新しいものに代えるタイミングが俺には良くわからないのだ。よっぽど壊れてしまって使えなくなったとかでない限り、それを処分して新しいものを手に入れるというきっかけがつかめない。例えば、このパソコン。購入して8年半になる。すっかりポンコツでしょっちゅう解読不可能な文字が羅列された画面が出ちゃうが、それでもなんとか今日まで使えている。例えば、財布。転職した10年前、前の職場のみんなから記念にいただいたもの。皮はすっかりくたびれてしシミだらけだけど、今でも毎日肌身離さず持っている。 さてそんな中。俺が中学生の時から、かれこれ20年以上ほぼ毎日使用しているものがある。布団である。もはやせんべい布団とさえ呼ぶにももったいないくらい薄く敷き潰された俺の布団は、20年分の俺のエキスをこれでもかというほどに吸い込んで、なおも毎日酷使され続けていた。長年寝続けた自分の布団がいちばん寝心地が良く、安眠できると疑わなかった俺だったが。粗大ゴミとして捨てられている誰かの布団が俺のに比べてあまりにもふかふかなのを見て、俺の布団のくたびれ加減にやっと気づき、先日ついに真新しい布団を購入する決心をした。 さっそく手に入れた新しい布団に寝てみると。まぁなんと寝心地の良いこと! 今までの布団が板だったのかと思えるくらい、新しい布団はふっくらしていて温かかった。こんなことなら早く布団を新しく変えれば良かったのにと思いながら、これからもやっぱり何かを新しくするタイミングはなかなか難しいと考える俺なのだ。
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