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2004年07月30日(金) ■ |
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Vol.497 夏を満喫してますか? |
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おはようございます。りょうちんです。
暑中お見舞い申し上げます。暑い暑い夏の真っ只中、いかがお過ごしでしょうか? 7月だというのに最高気温が40℃を越えた日もあったみたいで、まったく夏らしくなかった去年とは打って変わって今年の夏は記録的に熱い夏になっているようですが、この暑さに負けてませんか? この夏、俺はとびきりに忙しい毎日を過ごしてます。もちろん相変わらず仕事も忙しいのですが、それ以上に今年はプライベートでも忙しい夏を迎えています。ろくに雨なんて降らなかった梅雨が明けるのを待ちきれずに、大好きな高校野球観戦に何度も行ってしまいました。応援していた母校の野球部は負けちゃったけど、球場の気温が上がるのと比例して、俺のテンションもヒートアップしちゃいました。 先週末には海水浴にも行ってきたんですよ。灼熱の真夏のひざしを浴びながら、熱いビーチでフリスビーをしたり、波と戯れたり、磯遊びに夢中になったり。夜はロマンチックに月が水平線に静かに沈んでいくのを眺めながら、みんなでわいわいBBQをしたり花火をしたり。かけがえのない夏の思い出を、こんなふうにひとつひとつ確実に胸に刻んだりもしちゃっています。 野球観戦や海水浴のおかげで、俺はすっかり日焼けもしました。もう真っ黒。今ちょうど背中と肩の皮も、ぼろぼろと剥けはじめているところです。スイカだってメロンだって桃だってとうもろこしだってそうめんだって冷麦だって、今年はもう食べたもんね。あ、冷やし中華も食べなくちゃ。そうそう、先日原付バイクを手に入れたんです。これがまた楽しくて。夏の夜風をひとり占めできるんです。今日みたいに、雨が降ると乗れないのが残念なんですけどね。 こんなふうに、俺は今年の夏を過ごしています。とても充実した毎日で、あれやこれや胸に秘めている企画もまだあることだし、さらにステキな夏がまだまだ続いていきそうです。仕事も大変だけれど、熱くなった分だけ夏を満喫できそうな予感です。さて。あなたは、今年の夏を楽しんでますか? 夏を満喫してますか?
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2004年07月23日(金) ■ |
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Vol.496 親族代表あいさつ |
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おはようございます。りょうちんです。
本日はお忙しい中、ふたりのためにお集まりいただき誠にありがとうございます。新郎の親族を代表しまして、兄の私がひとことごあいさつを申し上げたいと思います。 男ばかりの4人兄弟として育ってきた私たちは、幼い頃から、もちろん今でもとても仲の良い兄弟です。時には取っ組み合いのケンカをすることもありましたが、弟は兄弟の中でもいちばんやんちゃで気の強い性格でした。しかしいつからでしょうか。兄の私が言うのもなんですが、将来の目標をしっかりと見据え、ひとつひとつ計画的に夢を現実へと変えてゆくことのできる立派な大人へと、弟は変わっていました。あのやんちゃだった子供の頃からは、正直言って想像ができません。 そんな弟が、私たち兄弟の中で誰よりも先に結婚をするという話を聞き、いよいよYちゃんを紹介されたのですが、Yちゃんの愛想が良く、笑顔もステキで、元気で、とても気のつくところが弟にはぴったりだと思いました。ぶっちゃけた話、弟にしては「できすぎた彼女を見つけてきたなぁ」と、うらやましく思ったりもしました。ですから今日、無事に結婚式が行われることを私は大変うれしく思います。 Yちゃんのご親族のみなさま、弟は本当にしっかり者です。兄の私がそれを保証します。ココロから安心してください。きっとふたりには、さらなる幸せが待っているに違いありません。そしてYちゃん。弟のことはもう私以上にわかっているとは思いますが、そんな弟を上手にコントロールしてもっとステキな幸せの道をふたりで歩んでいってください。 最後に、みなさまにはこれからも今以上のご指導ご鞭撻をお願いしまして、あいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 以上、ひょんなことから弟の結婚式で俺が読んだ新郎の親族代表あいさつ。ひと晩寝ずに考えたんだぞ。弟よ、あれから1ヶ月たつけれど、そろそろ新居に遊びに行ってもいいか?
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2004年07月15日(木) ■ |
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Vol.495 捨て猫 |
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おはようございます。りょうちんです。
バイトくんに急かされて店の裏に行くと、そこには小さな仔猫がいた。どうやら捨て猫らしい。毛並みも汚れた痩せ細ったカラダで、つぶらな瞳だけがまっすぐにこっちを見ていた。俺らが近づくと本能なのか、金網に寄り添った小さなカラダを激しく震わせ威嚇する姿勢を見せたが、さっと身を翻してどこかへ逃げてしまった。「こんなところに猫を捨てるなんてひどい!」とバイトくんは憤慨していたが、その意見に俺もまったく同感だった。 それから1週間。猫の姿を見ることもなく、捨て猫の存在自体忘れかけていたのだが。先日、再び店の裏であの日の猫を目撃した。炎天下の暑さにも叩きつける夕立にも耐えた捨て猫は、この1週間で少しだけ逞しくなったようにも見えたが、相変わらず痩せ細ったカラダと汚れた毛並みはそのままだった。もしかしたらこのあたりに住み着いてしまっているのかもしれない。どこか近くに、この猫の寝床があるのだろうか。かわいそうなのは山々だが、それはとても困る。店のゴミを漁られる可能性もあるし、衛生的にもよろしくない。本当はココロある人に拾われて幸せに育ててもらえればそれがいちばん良いのかもしれないが、あいにく俺も店で働くバイトくんたちも不可能な話だ。このままほっとけばどんどん野良猫になって、悪さすれば近所の人がいつ市や保健所へと処分の要請するかわからない。 意を決して俺は、おびき寄せてやっとのことで捕まえた小さな猫をダンボールに入れ、少し離れた林へと車を出してそこで逃がしてやった。ダンボールを開けると猫は勢い良く飛び出して、夏草の中に消えていった。なんだかとても後ろめたい気分だったが、俺がこの猫にできるのはこれくらいだと自分のココロに言い聞かせた。 翌日。店に行って俺は驚いた。昨日遠くへ逃がしてやった猫が、そこにいたのだ。帰巣本能だろうか、俺を見かけると猫はあわてて逃げていったが、確かにあれはあの猫に違いない。問題は何も解決していないけれど、底知れない野生の力強さを秘めた小さな命が逞しく生き続けているのを知って、この猫にエールを贈った。
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2004年07月09日(金) ■ |
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Vol.494 東海地方で食い倒れ |
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おはようございます。りょうちんです。
新しい自分になるためのきっかけとして、俺はただ遠くへ行きたかった。だから目の回るほど忙しい仕事の中で、俺は無理矢理連休を突っ込んだ。いろんなハプニングもあって、出発の直前まで遠出ができるかどうか微妙だったけど。店の誰にも言わない俺のお忍びの旅が、そして静かに始まった。 今回の目的地は、東海地方。東京駅発の夜行バスに乗って、早朝にたどり着いた先は名古屋。初日は知多半島にて、お酢やせんべいの工場見学をしたり、「ごんぎつね」で有名な新美南吉記念館に行ったり、野間灯台近くの海岸で磯遊びをしたり。それから夜は名古屋駅周辺にて、熱田神宮に行ったり街中を散策したりした。2日目は伊勢へ。七夕だったこの日、朝から溶けるほどの暑さの中、伊勢神宮へ参拝に行く。休憩所にて俺の詠んだ短歌は、「文月の七夕の日の暑きこと 伊勢神宮の蝉時雨かな」。よし、我ながら名句ができた。それからドライブしつつ、夜には再び名古屋に戻った。たった2日間だけのホントにせわしなくてあわただしい旅だったけれど、俺はココロから楽しかった。 さて、今回の最大の目的は「東海地方で食い倒れたい!」。東海地方独特のさまざまなうまいもんをたくさん食べて、はちきれるまでおなかを満たしたいと企んでいた。で、結局。ひつまぶし、みそカツ、みそ田楽、みそおでん、伊勢うどん、さんま寿司、手羽先、きしめん、赤福、あさり茶漬け、えびせんべい。以上、2日間で俺が食べた東海地方のうまいもんの数々だ。これ以外にも、豆腐と栗のソフトクリームやピッチャーに入った巨大パフェを平らげたり、隠れた名古屋名物とされる喫茶店のモーニングまで食べ尽くした俺ら。自分でも自覚するほどこれは明らかに食べ過ぎで、体重計に乗ると信じられないメモリまで針が回転してしまった。 でも。どれもこれもホントにうまかった。日本各地には、まだまだいろんなおいしいものが存在している。すっかりおなかも満たされて大満足した俺は、また忙しい仕事の日々へと帰っていくことにした。
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2004年07月07日(水) ■ |
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Vol.493 俺の願いごと |
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おはようございます。りょうちんです。
♪笹の葉さらさら軒端に揺れる♪ まさにこの歌詞のように、路地の軒には人の背丈よりも大きな竹笹が立てかけられていて、その横には色とりどりの短冊とペンが置いてあった。道行く人は足を止めて、それぞれの願いを短冊に書き竹笹に結んでいる。すでに飾られたたくさんの短冊は、いろんな想いを乗せて風に揺れていた。今日は七夕。梅雨の真っ只中だというのに、今年の七夕は朝から照りつける太陽が眩しくて、うだるような暑さの真夏日になった。突き刺すようなひざしと遠くで聞こえる蝉時雨の中で、俺も短冊に願いごとを書いてみることにした。 さて。短冊には何と書こうか。あれやこれやと欲張りな俺は願うことならたくさんあるのに、いざ短冊にたったひとつだけの願いごとを書くとなると何を書いて良いのやら迷ってしまい、一瞬手が止まった。考えたあげく俺の書いた願いごとは、「すべてのものが順調に進みますように!」。最近いろいろと考えることが多かった。そのすべてにおいて、順調にことが進んでいくことを願った。それはけして他力本願でという意味ではなく、できる限り自分の力で何とかしていこうという意味も込めて、俺は短冊にそう書いた。竹笹に吊るした俺の短冊も、ひらひらと風に揺らめいていた。 こんなふうに願いごとを短冊に書いて竹笹に吊るすなんて、ホントに久しぶりだ。保育園や小学校に通っていた頃はイベントとして毎年やっていたし、大学の時は最寄駅のコンコースに飾られた竹笹に願いごとを書いた短冊を吊るしたこともあったけど。久しぶりに短冊を書いて、ちょっと新鮮な気持ちになった。 夜になって、空を見上げてみた。昼間の熱気が冷め切れずにむっとした空気の中で、月が雲間から顔をのぞかせていた。月のせいで明るくなった空には、残念ながら天の川は見えなかったけれど。俺の願いごとも、叶うといいな。
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2004年07月04日(日) ■ |
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Vol.492 正しい答えはひとつじゃない |
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おはようございます。りょうちんです。
さんざん悩んで落ち込んで、もう本当にどうして良いのかわからなくて途方に暮れた時、無意識のうちに俺は友人に助けを求めていた。すべては自分ひとりでなんとか解決しようと決めていたのにもかかわらず、気がつけば真夜中にメールを送り電話をかけていた。 うれしいことに迷惑極まりない俺の相談を、友人たちはこころよく聞いてくれた。電話越しの落ち着いた声も、メールで送られてきた律儀な文字も、ため息ばかりついている俺のココロに暖かく響いてきた。優しすぎる友人たちの応対を、俺は本当にありがたく思った。 今にも崩れそうな俺を見かねて、友人たちはアドバイスをくれた。この先どうしたら良いのか見当もつかない俺に、具体的な解決策を教えてくれた。彼らの話にはとても説得力があり、すべてが正しい答えに聞こえた。でも、電話中やメールを読んだ瞬間にはそのアドバイスの通りにしてみようと思うのに、いざとなるとなかなか踏ん切りがつけられない俺だった。結局は、悲しい現実を受け入れるのが怖かっただけなんだな。逃げ道ばかりを探していたんだな、俺は。 そして、今。最終的に、俺は俺なりの結論を出した。しかしその答えは、あの夜友人たちから聞いたありがたいアドバイスに従うものではない。友人たちからのアドバイスは今でも正しい答えだったと俺は信じているし、あの夜の会話のやりとりはけして無駄だったなんて思ってない。だけど、結果的に俺はそのアドバイスに背いてしまった。俺が出した答えが、正しいものなのかどうかは今はまだわからない。もしかしたらいつの日か、この答えがまちがいだったと気付く時が来るかもしれない。そうなったら友人たちは、「それ見たことか!」と俺のことを笑うだろう。でも、それでもいいんだ。正しい答えはひとつじゃない。今は俺の出した答えも正しいものだと信じて、歩いていこうと思う。
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2004年07月02日(金) ■ |
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Vol.491 最悪な6月 |
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おはようございます。りょうちんです。
降り返ってみれば、最悪な6月だった。すべては自業自得だと言われればそれまでなのだが。他人を本気で傷つけて裏切り、耐え難い現実から逃げるようとする日々を過ごし、過剰に考えていた自分の強さに自信をなくし、これほどまでにも弱く脆かった自分自身をまざまざと見せつけられ、その弱さを正面から見据えることすらできず、絶望の中で何度も葛藤と戦いながら前に進むことも躊躇して、もうどうしていいのかわからない毎日だった。 コトバを選ぶことも怖くなって、このひとりごとを書くことさえもためらった。大げさではなく、「俺なんて消えてなくなっちゃえば良いのに…」とさえ思うこともあった。しょぼくれている俺を察して、友人からたくさんのメールや電話などをいただいた。こんな俺なんて軽蔑されて当たり前の人間なのに、不思議とそのすべてが励ましや心配のコトバだった。ココロのどこかでは他人から激しく罵倒されて、完全に打ちのめされることを願っていた部分もあったのだが。さまざまなコトバを贈られてありがたく思いながらも、俺の中ではさらに迷いは複雑に続いていった。 恥もプライドもココロの中のウソもすべて捨てて、今までずっと隠してきた弱い自分をさらけ出すことが、きっと俺は怖かったんだ。でも、そうすることが俺が生まれ変わるための最初の第一歩なんだと気がついた。何度も涙を流し激しい痛みに傷ついてぼろぼろになってやっと、そのことに俺は気がついた。それはそう簡単なことではなかったけれど、本当の自分を取り戻すため、俺はもはや死にもの狂いになった。そしてやっと、俺なりの答えを見つけ出すことができた。 ホントのことを言うと、今でも時々迷ってしまうこともある。油断すると弱さに逃げ込んでしまいそうな自分に気がつく。でもそのたびに、軌道修正をする自分もいる。だから、「俺はもう大丈夫!」だとはまだ胸を張って言えない。最悪だった6月の日々をこれから少しでも力に変えていくことが、今の俺の課題なんだ。
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